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2020年11月5日更新

冷凍保存でいつでも野菜!|野菜ソムリエ上級プロ 堀基子の「太らない食べ方研究所」[8]

ー15㎏を達成した自身の経験を基に、野菜ソムリエ上級プロで「野菜でダイエット講座」を展開中の堀基子さんが指南! 健康的にやせる食べ方の工夫やレシピを紹介します。

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野菜を常備するコツ

ダイエットの強い味方となる野菜は、鮮度が命! 収穫後も成長する野菜は、冷蔵庫の野菜室で保存している間にも、自らの栄養を使って成長するため、日ごとにビタミンなどの栄養素は減少します。そこでオススメなのが冷凍保存です。冷凍することで鮮度の劣化や栄養価の低下を防ぐことができます。

野菜の冷凍保存のコツは、新鮮なうちに、水洗いして水気をしっかりと切り、調理に合わせてカットしてから、保存袋に入れて冷凍すること。その際、平らに薄くして、空気を抜いて密封し、金属製のトレーにのせて冷凍しましょう。煮物や炒め物に使う際は、解凍せず、凍ったまま調理するのが、栄養素を逃がさないポイントです。


冷凍野菜は調理も時短

冷凍は加熱調理の時短にも役立ちます。それは、野菜の細胞に含まれる水分が凍ると、体積が増え、細胞膜が破壊され、後で加熱調理する際、火が通りやすくなり、味も染み込みやすくなるからです。大根やトウガンなども、皮をむき、カットして冷凍しておくと、火の通りがグンと早くなります。葉物野菜は3センチに切りそろえて冷凍しておけば、凍ったままみそ汁の具などに使えて、とても便利です。キノコは冷凍してから加熱調理すると、うま味成分のグアニル酸が増え、うま味がアップします。

ダイエット中はもちろん、健康を支えるためにも、野菜を毎日たっぷりと食べることは、とても大切です。なかなか買い物に出られないときは、冷凍テクニックを活用して、ぜひ冷凍庫に野菜を常備しておいてくださいね。




低カロリー&高タンパクがうれしい時短メニューです。材料は冷凍食材と乾物のみ。冷凍することで、火の通りが早くなり、鶏ささみはしっとりと軟らかな食感に。塩麹のやさしい味わいと、干しシイタケと結び昆布から生まれるだしが、それは美味です。

沸騰から5分でOK!
『冷凍トウガンと乾物の塩麹スープ』


■材料(2人分)
鶏ささみ150g、塩麹(こうじ)大さじ1、トウガン200g、小松菜1パック、干しシイタケ(スライス)3g、結び昆布4本、水300ml


■作り方
①鶏ささみは筋を取り除き、2cm幅の長さに切り、塩麹とともに保存袋に入れて全体になじませ、空気を抜いて密封し、冷凍しておく。
②トウガンは皮をむき、ワタと種を取り除き、2cm角に切り、保存袋に入れ、空気を抜いて密封し、冷凍しておく。
③小松菜は長さ3cmに切る。
④鍋に分量の水を入れ、凍ったままの①と②を入れ、干しシイタケと結び昆布も加え、ふたをして強火にかけ、途中で混ぜながら冷凍した具材をほぐす。沸騰したら中火にし、ふたをして5分ほど加熱し、鶏肉とトウガンに火が通ったら出来上がり。仕上げに③を加えてサッと火を通す。



太らない生活習慣⑦
浴槽につかる入浴習慣で熟睡

睡眠不足になると、食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌が減り、食欲増進ホルモン「グレリン」の分泌が増えるのだとか。また、深夜に集中的に分泌される成長ホルモンは、ひと晩で約300キロカロリー分の脂肪を燃焼させる働きが期待できるといいます。入浴時に38~40度のぬるめのお湯に10分以上つかると、眠る際に深部体温が下がりやすくなり、寝つきがよくなるそうです。さっそく今夜から始めましょう!


 今月のダイエットの掟 
冷凍庫にはアイスより野菜



ほり・もとこ/野菜ソムリエ上級プロ、J  Veganist、受験フードマイスター、冷凍生活アドバイザー、アンチエイジングプランナーほか。第6回・第8回野菜ソムリエアワード銀賞受賞

『週刊ほ〜むぷらざ』野菜ソムリエ上級プロ 堀基子の「太らない食べ方研究所」⑧
第1735号 2020年11月5日掲載


※これまでの記事はこちらから
※堀さんオススメの野菜レシピ満載「おとなの食育」はこちらから

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