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2020年11月5日更新

体の冷え対策にオイルマッサージ|心も体も健康にアーユルヴェーダ

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を、知念伽央梨さん(i‐PLANA代表)が紹介します。今回は冷え対策についてです。

ごま油を熱処理

朝、夕とめっきり冷えてきました。衣替えはお済みでしょうか。寒暖差があるこの時季は、衣服や飲食物選び、室温に気をつけたいですね。

日中はまだまだ気温が高い日もありますが羽織るものを持ち歩くこと、食べ物はやはり温かいものを選んで取る工夫を心掛けたいですね。

この時季にお勧めしたいのが、「オイルマッサージ」です。オイルマッサージは体を温める性質を持つごま油を熱処理(鍋に入れ約100度まで熱し自然に冷ます)したものを使います。熱処理をするとごまの成分セサモリンがセサモールに変わり抗酸化力が強くなります。アーユルヴェーダでは、古代から熱処理をすすめていることが不思議ですし、尊く感じます。


オイルマッサージ(アビヤンガ)には、体を温め、老廃物を排出する作用が期待できる

オイルを体に塗る時には、湯煎で温めてから使うと経皮吸収が良く、気持ちを落ち着かせ、神経を和らげ、筋肉や腱(けん)をしなやかにしてくれます。ただし、妊娠中、月経中、体調不良時、飲食時は控えるようにと言われています。


アーユルヴェーダは白湯を勧めていますが、この時期はショウガやシナモンを少し入れても良いですね。どちらも体を温める性質があります。また、寝る直前に熱々の白湯を、口の中をやけどしないように少しずつすすり飲むと、寝つきが良くなり良い睡眠につながりますよ。

アーユルヴェーダでは、ショウガは生でも乾燥でも消化力を上げる作用があり、むくみの軽減には乾燥ショウガが良いとしています。細かく刻んで料理に使うと、辛味が苦手なお子さまも簡単にとれます。

そして、ぜひ実践していただきたいのが、ヨガやウオーキングなどの適度な運動です。額や鼻の頭、脇にうっすら汗がにじむとそれは体力の半分に達したサインだとアーユルヴェーダでは考えられています。何事も「適度」という目安を忘れずに。過剰、または全く行わないことは、体や心に不調を招くと説かれています。





株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー


i-PLANA(アイプラーナ)
080-6495-6549
メール/iplana.ayurveda@gmail.com


心も体も健康にアーユルヴェーダ
 

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