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2016年9月29日更新

【ピンクリボン運動沖縄】乳がんは早期発見 第一歩は検診から

10月は乳がん検診月間。乳がんの正しい知識を広めて、乳がん検診の早期受診を推進するキャンペーンを「ピンクリボン運動」という。県内でもこの月間に合わせて、さまざまな取り組みが進められる。ピンクリボン運動沖縄や、NPO乳がん患者の会の「ぴんく・ぱんさぁ」、運動の趣旨に賛同する企業など、それぞれの思いや取り組みについて紹介する。

NPO乳がん患者の会
ぴんく・ぱんさぁ

思いを広く伝えたいから世界のウチナーンチュ大会にブースを出してPR活動


出展に向けて準備を進める与儀さん=中央=と玉城しのぶさん(45)=右=、城前ふみさん(53)=左。



ティッシュやポストカードを配布して、ピンクリボン運動をPRする


乳がんになった女性たちに「乳がんの知識と正しい情報」を発信しているNPO乳がん患者の会「ぴんく・ぱんさぁ」。浦添市城間にある「ぴんく・ぱんさぁリボンズハウス」を拠点に活動。「身近な人にも話せない悩みを同じ患者の立場で話せれば」といった話し合いの場のほかに、補正下着、かつらや帽子などの情報も提供している。

そのメンバーが現在取り組んでいるのは、10月27日(木)から開催される「世界のウチナーンチュ大会」へのブース出展に向けた準備だ。代表の与儀淑恵さん(60)らはピンクリボン運動がアメリカで始まったこともあり、「世界各国から集まったウチナーンチュや県民にも乳がん検診の大切さを呼び掛けたい」と準備を進めている。

会場では乳がんに関するパネルの展示、セルフチェックの方法が描かれたティッシュや運動をPRするポストカードを配布。乳がんのしこりを疑似体験できる触診モデルの設置や、ピンクリボンを来場者と共に作り上げるワークショップなども開く。さらに、昨年考案したリハビリ要素のあるダンスも紹介する。与儀さんは「通常は私たち患者だけで活動しているが、ウチナーンチュ大会ではブースで対応してくれるボランティアを募り『チーム ぴんく・ぱんさぁ』として参加したい」と話す。現在、ボランティアの応募も受け付けている。


さらに、10月8日(土)は18時30分から、北谷町美浜のカーニバルパーク・ミハマの観覧車をピンクにライトアップ。検診を呼び掛けることにしている。

リボンズハウスは毎週火・水・金曜日の13時~16時までオープン。ピンクののぼりが目印となっている。


<所在地>
沖縄県浦添市城間2-3-1(サンパーク通り)
070-5487-9721



 

ラジオパーソナリティー
城前ふみさん

ラジオや講演会で体験を話すそれが私の生き方


「一日一日をしっかり生きる」と、毎日笑顔を絶やさずマイクに向かう城前さん。乳がんに関する質問もあり、経験者としての立場から答えている


浦添市のコミュニティーFMでパーソナリティーを務める城前ふみさん(53)。10年前に乳がんと診断され、ことしの6月にホルモン治療を終了した。ラジオ番組や講演会で自らの体験を伝えたり、ぴんく・ぱんさぁの活動にも協力している。

ー乳がんと分かったきっかけは?
ラジオパーソナリティーになったばかりのころ、「乳がん検診ってどんなものかな」と何気なく乳腺外来のある浦添市内の宮良クリニックに行ったところ、たまたまそこで乳がんが見つかったのです。子どもは中学生と高校生で、すぐには受け止められず、「私が乳がんですか?」と宮良球一郎ドクターに聞き直しました。告知から手術までの1カ月間はいろんなことが脳裏をよぎりましたが、多くの方も、精神的に大変だと思います。


ーこの10年間、講演会やラジオ番組を通じて乳がんについて発信してきた思いは?
現在、浦添総合病院副院長兼乳腺センター長の蔵下要先生と一緒に放送しています。毎月第2、4、と第5火曜日の午後8時から約1時間、話しています。正しい情報を伝えることを目的にして、9月27日の放送で165回を迎えました。
診断から10年間、治療を受けながら仕事を続けてきましたが、生きるのに一生懸命で長かったとは感じません。ただ、再発の不安は頭の片隅にはありました。
私は偶然といってもいいほどのタイミングで検診を受けて、乳がんが見つかったので、できればたくさんの方に受診してほしいと思っています。だからこそ、体験談を伝えることで、検診に足を運んでくれる人や乳がんに関心を持ってくれる人が増えるといいなと考えています。


ー周りの反応は?
同じような乳がん体験者でも「誰にも知られたくない」という人もいます。人にはそれぞれの考え方があっていいですし、否定するものではありません。私が講演会やラジオ番組を通じて体験を話すのは、それが私の生き方だから。どの生き方がいいとか悪いとかの問題ではありませんから。
ただ、ラジオというのは、外に出なくても家で情報が聞ける手段でもあります。一人で悩んでいる方にも少しでも早期発見や早期治療、検診の大切さを分かってもらえればと考えながら、マイクに向かっています。
手術を経て、私は二度目の人生を歩んでいるようなもの。だからこそ1日をしっかり生きて、乳がんに関する情報を伝え続けたいです。

 

マンモやエコーで検査

月1回のセルフチェックも
ピンクリボン沖縄の実行委員会事務局がある那覇西クリニックの副院長・上原協医師に乳がんや検診について聞いた。

乳がんとその特徴は?
乳房にできる悪性腫瘍のことで、放置すると命にかかわることもあります。腫瘍の大きさが2㌢以下の場合は乳がんの初期段階です。乳がんに限りませんが、早期治療ができると負担も軽減されます。
 乳がんは手術をすると見た目で分かるので、本人への告知が必要です。手術だけで完結するケースは少なく、再発予防のための薬物治療が必要になるだけでなく、年齢によっては将来の妊娠や出産といった話に踏み込まなければなりません。

検診の種類、受診するタイミングは?
触診や超音波を使ったエコー検査と、乳房専用のレントゲンのマンモグラフィがあります。国は乳がんが増える40歳以降には2年に一度の検診を呼び掛けていますが、できれば30歳前半で一度検診を受けておくのもいいと思います。受診を意識付けるために「バースデーマンモ」といって誕生日に病院に行く人もいます。

日常的なチェックの方法は?
月に1回、生理が終わって1週間後ぐらいにセルフチェックをするといいでしょう。まず、乳房をまんべんなく触り、しこりや痛みがないか、分泌物が出ていないか、前と比べて違いがあるか、左右を比べて違いがあるかなどを見ます。病院や検診施設には触診モデルがあるので、試してみてください。

ピンクリボン運動について。
沖縄では2008年に始まりことしで9回目。運動自体の認知度は高まっていますが、いかにして実際に検診に足を運んでもらうかが課題です。実行委員会では恒例のイベントを開催しますので、ぜひ多くの方に参加してほしいですね。(イベントの詳細は下記)

 

10月2日にイベント開催

◆ピンクリボン沖縄実行委員会では、10月2日(日)14時から、那覇市の国際通りにあるてんぶす前広場でイベントを開催する。ステージパフォーマンスやパネル展示、検診車展示見学や骨密度の無料測定などを実施。15時からは国際通りを歩く「ピンクウォーク」もある。実行委員会では「当日はピンクのものを着用して、ぜひ参加を」と呼び掛けている。



<問い合わせ先>
ピンクリボン沖縄実行委員会事務局(那覇西クリニック内)
098-858-5557
http://www.pinkribbon-okinawa.jp/


 

ロワジールホテル 那覇も支援

◆那覇市のロワジールホテル 那覇でも恒例のピンクリボン支援プランを実施している=写真。9月20日から1泊1室につき100円を、「NPO法人・乳房健康研究会」に支援金として寄付。さらに、10月1日(土)から6日(木)まで、オールデイダイニング フォンテーヌでピンクにちなんだメニューを提供する。紅イモのビシソワーズ、ピンクのチーズフォンデュ、デザートもピンクで彩る。



<問い合わせ先>
ロワジールホテル 那覇(代表)
098-868-2222
http://www.loisir-naha.com/


 私たちはピンクリボン運動沖縄を応援します 



 
『週刊ほーむぷらざ』第1524号 2016年9月29日掲載

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