見て・触れて歴史や文化体感!|楽しく学ぼう‼︎ 世界のことや沖縄の暮らし|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

わたしらしく

特集

2024年1月11日更新

見て・触れて歴史や文化体感!|楽しく学ぼう‼︎ 世界のことや沖縄の暮らし

世界の人々の暮らしや沖縄の昔の暮らしなどを知ると、いろいろな気づきや発見がある。今回は展示物を通して、楽しく学べるスポットを紹介。家族や友人と気軽に足を運んでみては。

見て・触れて歴史や文化体感!

シアターやタッチパネル機器、民族衣装の試着など、展示方法に工夫を凝らしたスポットは「楽しく学ぶ」ことにぴったり! 世界や沖縄の歴史文化を体感して視野を広げる機会にしてみては。
 

身近なことからSDGsを考える

浦添市前田・JICA沖縄

食­­­品ロスやゴミの量、教育などSDGsについて身近なことから考えられるよう工夫された展示が魅力のJICA沖縄。広報展示室の一角では「頭痛薬を選んで」と書かれた掲示物の下に外国語のラベルが貼られた三つの瓶が並ぶ。自分が選んだ瓶の中身が農薬だと知り「文字が読めないとはどういうことか」と気付かされた。

JICA沖縄は、開発途上国の発展のために県内の各種団体や企業の技術・ノウハウを生かした国際協力事業などを行っている。年間約400人の外国人研修員を受け入れてさまざまな分野の研修を実施しているとあって、開発途上国の情報が豊富。特に民族衣装は約80カ国分、280着ほどあり、試着もOK。



民族衣装を着て記念撮影もできる。衣装の多くは外国人研修員からの寄贈


図書資料室は県内の雑誌や新聞などのほかSDGs関連のコーナーもある


2階のラーニングコモンズでは、各国の民芸品を展示している
 


国連が援助した年間の食料の量よりも日本の食品ロスが多いことを表した展示物

 

図書室や食堂も利用可
 

図書資料室は、開発途上国の文化や歴史などについて書かれた書籍が充実している。外国語で書かれた絵本もあり、日本語版との違いを見つけるのも面白そう。市民参加協力課の前田悠佑さんは「各階にある展示物は興味を持ってもらうきっかけ。気になったことについて図書資料室で調べるとさらに深く学べます」と施設の活用法をレクチャー。書籍はだれでも借りることができる。

ロビーにあるカラフルな装置は、国別のカードを差し込むとその国のSDGsの達成状況が一目で分かる。前田さんは「その国の地理や資源を考慮して達成状況を予想してからカードを差し込んで答え合わせすると面白い」という。

セネガル料理やカンボジア料理など多国籍料理が楽しめるOIC食堂は、地域の人からも人気。週替わりや日替わりのメニューが多いので、ホームページで確認して行くのがおすすめ。


広報展示室の常設展示では、開発途上国の母子手帳や、県民の国際協力について説明したパネルなどが展示されている
 

「頭痛薬を選んで」と書かれた下には外国語のラベルが貼られた三つの瓶がある。頭痛薬以外には農薬などがあり、「文字が読めない」危険性を体験できる



ロビーにあるSDGs読み取り装置は、装置の手前に各国のカードを差し込むと、その国のSDGsの達成状況が色別で分かる。カードの情報は随時更新される


各国のカード


展示で興味を持ったら図書室で調べてみてね

前田悠佑さん
電話:098・876・6000 閉館日:日曜・祝日、年末年始

※改修工事のため、SDGs読み取り装置があるロビーと広報展示室は3月15日まで見学不可。
見学再開の詳細はホームページで確認を▼

https://www.jica.go.jp/domestic/okinawa/index.html


実物のサバニやシアターも

糸満市・シャボン玉石けん くくる糸満


1950〜60年代の糸満ロータリーを再現したジオラマ


サバニシアターは真ん中のイスに座って見ると、視界いっぱいに画面が入り、迫力満点。糸満市内の風景などが上映される。実物のサバニも展示されている
 

糸満ハーレーに出場する各地域の衣装も展示されている



展示スペースは広く、床に映像が投影される部分もある

2022年にオープンした、シャボン玉石けん くくる糸満は、糸満市の歴史や文化、自然について学べる施設。常設展示スペースは広く、来場者の多くはその情報量の多さに驚くという。

同市の観光・スポーツ振興課の上原一樹さんは「市では今まで文化財の資料などを収集・保管していた。展示する場所ができてよかった。多くの人に糸満の特色ある海洋文化や伝統行事を知ってほしい」と話す。 注目したいのは、多彩な展示方法。サバニの歴史や市内の風景を大迫力で楽しめるシアターのほか、タッチパネル機器で方言クイズに挑戦できるなど「楽しみながら学べる」工夫が随所に光る。

記者が思わず目を奪われた糸満ロータリーのジオラマは、1950~60年代当時の写真を基に再現したもの。現在との違いを探してみるのもいい。旧市場の写真は、年配の来場者から「懐かしい」とよく声があがるという。

同施設の企画・広報マネージャーの島袋裕也さんは「糸満を知る一歩になれば。グスクやカー(湧き水や井戸)など展示で興味を持った場所を訪れて糸満観光を楽しんで」と呼びかける。


気軽に遊びながら学んでもらいたいです

上原一樹さん

糸満市内のグスクを制覇した人もいますよ

島袋裕也さん
電話:098・992・2500
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日が休館)、年末年始

※詳細はホームページで確認を▼
https://www.kukuru-itomancity.jp/


 

 切符を切る体験ができる!

与那原町・町立軽便与那原駅舎展示資料館





県内では戦前、軽便鉄道(通称ケービン)が走っていた。与那原町では現在、当時の与那原駅舎を再現した建物が資料館となっており、鉄道の歴史や当時の写真、150分の1のジオラマを見ることができる。当時の切符を再現したチケットをレトロな改札パンチでカットする体験は貴重!

電話:098・835・8888
休館日:火曜

※町内在住者は入館無料。町外は中学生以上100円


取材/比嘉知可乃
毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」楽しく学ぼう‼︎ 世界のことや沖縄の暮らし
第1901号 2023年01月11日紙面から掲載

特集

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

スタッフ
funokinawa編集部

これまでに書いた記事:4188

沖縄の大人女子を応援します。

TOPへ戻る