―口座でどう管理する？

口座を「引き落とし用」「生活費」「貯蓄」に分けて、それぞれに予算を決めて管理します＝下図。

まずは、予算を決めるために、１カ月の収支を把握しましょう。ざっくり家計簿をつける、またはレシートを貯めて集計します。

次に、収支を基に予算を決めます。最近は物価の上昇もあるので、余裕をもって予算を組むといいでしょう。生活費の口座には、２カ月分の予算を入れておくと安心です。価格が変動するものは、最大値を予算（例えば電気代なら夏が目安）にするといいですよ。

最後に決めた予算を通帳に振り込み、その範囲内でやりくりをします。引き落とし用と貯蓄用はほぼ固定なので、気にするのは食費や日用品費などの生活費のみ。うまくやりくりができて翌月に繰り越せるとうれしく、ゲーム感覚で楽しめます。
 
―もっと貯蓄を増やしたい！

継続的にかかる固定費（家賃、保険、通信費など）が減ると効果が大きいので、定期的に見直しを。ほかに、税金の控除（医療費控除やセルフメディケーション税制）、ふるさと納税で節税するのも手。自己申告制なので、情報を知っておくことは大事です。働き方を変えて収入を増やす、ＮＩＳＡやｉＤｅＣｏの利用など、できそうなことを取り入れてみて＝下図。




―お金と上手に付き合うには？

メリハリをつけること。自分にとって価値のあることにお金を使い、他で節約できると満足感が高まります。美容、インテリア、外食、旅行…。「お金をかけたいこと＝やりたいこと」は人それぞれなので、自分にとって楽しいことを考えてみましょう。それを家族で共有することも大切です。予算の範囲内で、来年できそうなことは何か、家族で話し合ってみてはどうでしょう。


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第1899号　2023年12月28日掲載