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2023年8月10日更新

Q.子どもの発熱、どう対応する?|気になる子育てQ&A⑤

子どもの感染症が増えている。発熱したらどう対応したらいい? 沖縄県小児科医会の浜端宏英会長に聞いた。

 

Q 子どもの発熱、どう対応する?
A 涼しくして熱を発散させて

Q 発熱時、どう対応する?

 子どもは大人に比べて体温が高く、暑さに弱いです。クーラーや扇風機などで部屋を涼しくし、こまめに水分を取らせてください。下痢や嘔吐(おうと)、水を飲まない時には経口補水液の活用を。経口補水液は飲む点滴水とされていて、10ミリリットルずつを目安に10分おきに飲ませるといいです。嘔吐の時には、ゼリータイプがお薦めです。口に入れるだけで吸収されるので、飲み込まなくてもOKです。

寒がっている時は熱が上がるサインなので一時的に夏布団で温めて、暑がっている時には薄着で熱を発散させましょう。


Q 受診するときの注意点は?

 発熱後、元気があれば、症状を確認するためにも半日~1日様子を見てから病院を受診するようにしましょう。風邪は通常、3~4日で治まっていきます。

正確な診断のために、子どもを自宅で看護する際は、体温や水分摂取、おしっこの回数、せきや鼻水などの症状を記録しておき、発疹などは携帯電話で写しておくと役立ちます。また、救急は命を救うために設置されているので、検査目的(抗原検査など)や心配のための受診は控えましょう。救急では、重症者対応のため迅速検査を行わないことが多いです。救急を受診する目安に、沖縄県小児保険協会作成の「子ども救急ハンドブック」が活用できます。ウェブで公開されているので、「子ども救急ハンドブック」「沖縄県小児保健協会」で検索してください。


Q できるだけ感染を防ぐには?

 子どもの発熱の多くは風邪のウイルスによるものです。当院での調査では、3年間で約40種類のウイルスが確認されました。そのうち効果的な薬があるものは限られています。感染を防ぐには、予防接種を受けること、免疫力を高めることが大切です。そのためには、栄養、睡眠、適度な休憩を取りましょう。

環境も大切です。子どもは大人に比べて暑さに弱く、高温環境や服の着せ過ぎで発熱しやすくなります。地面からの距離が近いので、特に夏場は輻射熱(ふくしゃねつ)で体温が上がりやすいです。水温の高いプールは熱中症の危険があります。

風邪や熱中症を防ぐためにも、外で遊ぶときには帽子をかぶるなど涼しい服装で日陰を利用して。こまめに水分・塩分を補給し、休憩を取ってください。こまめに汗をふくことや、ぬれタオルで首筋や脇の下、足の付け根など太い血管を冷やすのも効果的です。

 

流行している感染症は?

県内で「アデノウイルス」や「ヒトメタニューモウイルス」など、新型コロナ以外にも感染症が流行しています。中でも注意が必要なのが「RSウイルス」で、生後1カ月でもかかり、重症化することがあります。

◆RSウイルスの特徴
生後1カ月でもかかり、2歳ごろまでにほとんどの乳幼児が感染します。赤ちゃんから大人まで何度もかかります。4~6日の潜伏期で、発熱、鼻水、せき(ぜーぜー)。時にぜんそくをおこし、呼吸苦から眠れない、飲めなくなる子がいます。重症化すると酸素投与や人工呼吸が必要になります。

◆予防法と治療法
予防は、手洗い、うがい、清潔を保つこと。効果的な薬はなく、発熱や呼吸症状を和らげる対症療法が主流です。

◆罹患(りかん)したら
①水症状を起こさないよう、こまめに水分を与えます。
②鼻水を吸い取る。鼻水が固まり鼻づまりになると呼吸がしづらくなります。
③呼吸が楽になるように、加湿器などで湿度を調整します。
④患者と接した後は、うつらないようよく手を洗い、うがいをしましょう。
⑤呼吸が苦しそうな時は、背中をさすると、気管支の繊毛運動(異物をはき出す)が回復し、痰が出やすくなります。
⑥症状が良くなっても1週間程度はウイルスを排出するので、人が集まる場所は避けましょう。

 

解熱剤の正しい使い方は?

解熱剤は、38.5~39度以上の熱があって、睡眠が取れない時に使用するといいでしょう。ただし、熱性けいれんが起きやすい子は37.5度や38度になったときに使用することもあります。

熱があっても元気があれば、解熱剤を使用する必要はありません。解熱剤は、熱を一時的に下げて体を楽にしますが、風邪を治すわけではありません。使用しなくても、多くの風邪は免疫力で回復します。

解熱剤には、錠剤や粉薬、シロップ、座薬があります。アセトアミノフェンを使用し、体重1kgあたり10~15mgが目安量です。




はまばた・ひろつねさん。沖縄県小児科医会会長。沖縄県小児保健協会理事。アワセ第一医院勤務

※次回は、熱性けいれんについて紹介。
『週刊ほ〜むぷらざ』気になる子育てQ&A
第1879号 2023年8月10日掲載

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