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2023年5月11日更新

社内のコミュニケーション不全|朝夕15分でチームが変わる

社員の入社、部署異動

 社員の入社、部署異動 
社内のコミュニケーション不全
朝夕15分でチームが変わる

会社や部署に新メンバーを迎えたみなさん、十分にコミュニケーション取れていますか? 企業の人材育成に携わる㈱Life is Loveは、朝夕約15分のミーティングを勧める。コミュニケーションが深まるだけでなく、チームの成長につながるという。同社の比嘉華奈江さん、比嘉秀一さんに話を聞いた。

朝は目標と予定を伝え、夕方は1日を振り返ります。前職で客室乗務員だったころ、毎日やっていました。リーダーの育成力とメンバーのスキルが加速度的にアップします!

比嘉華奈江さん。㈱Life is Love代表取締役。
著書に「上司に信頼される話し方 部下を傷つけない話し方」(ダイヤモンド社)



コロナで飲み会やランチ、雑談などのコミュニケーションが激減。理由が分からないまま社員が退職してしまった、ということも。今、必要なのは、仕事上のこまめなコミュニケーションです!

比嘉秀一さん。㈱Life is Love取締役。人材コンサルタント

 
 Q 何をしたらいい? 

A 比嘉華奈江 毎日、朝と夕方に15分ほどミーティングをします=左図。うまくいったこと、悩んでいることを翌日に持ち越さず、その日で共有し、解消できるのは大きい。

比嘉秀一 特に大事なのが夕方の振り返り。リーダーはメンバーに、ここが良かった、ここはもう少し頑張ってほしい、と伝えます。そのためリーダーはメンバーを見る力、育成する力が養われます。メンバーは仲間から認められ、やる気スイッチが入ります。

 Q どう変わる? 

A 華奈江 メンバーは成長を実感できて働きがいが高まり、企業としての生産性が上がります。取り入れた企業から「社内の雰囲気が変わった」「定着率が上がった」という声をいただいています。

成長のためには、事前に目標を決めること。企業が求める基準と個人の思いを合わせて目標にできるといいですね。「やりがいを感じることは何か」「避けたいことはあるか」を聞くと、価値観が見えてきます。

参加者は3、4人がベスト。3人以上が話が広がりますが、多過ぎると時間がかかりまとめるのも大変に。

秀一 まずは1カ月だけ、週1から、でもいい。最初は「どうだった?」と聞いても「特に何もありません」ということが続くかもしれません。そんな時は「予定通りに進んだんだね。さらに効果を出すためにプラスすることは?」「次もうまく進めるためには、どんな工夫がある?」など質問を工夫するといいですよ。

続けていくうちに、メンバーの答えもチームの雰囲気も、変化していきます。


 
朝のミーティング
朝10~15分、一日の予定や目標を伝える。

夕方のミーティング
夕方15~20分、フィードバック(振り返り)。どんな仕事をしたか、目標に対してどうだったかを振り返る。
 
POINT! 夕方の「振り返り」がカギ
メンバーは、目標に対してどうだったか、ハッとしたこと(気付き)から話そう。例えば、大変だったこと、どこがうまくいっていないか、想定外だったこと、うれしかったこと、など。

リーダーは、質問を工夫してメンバーの気付きを引き出すことを意識する。例えば、「それってどういうこと?」「これまでにも同じことはあった?」「次にトラブルを予防するために、どんな工夫ができそう」「○○さんはどうしている?」など。 
 
ここが変わる!
リーダーにとっては、メンバーに自分のスキルを伝えられる。育成スキルが上がる。部下にとっては、承認されてやる気につながる。つまずいたことは、その都度相談ができる。
チーム間で互いの状況・情報を共有することで、結束力が高まる。目標を立てる→振り返る→改善して目標に向かう、の積み重ねで、成長が加速する!
 

取材/栄野川里奈子
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1866号 2023年5月11日紙面から掲載」

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