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2022年12月29日更新

【年末年始特別号】Over40からの飛躍!|Mon株式会社代表 大城厚子さん|インテリア会社を設立

人生100年時代。いくつからでも、新しい自分になれる! 40歳以上で新たな仕事に挑戦し、飛躍した4人を紹介します。仕事を楽しむヒントが満載です。

 資格取得のために退職、独立 
Mon株式会社代表 大城 厚子さん

好きなインテリアを仕事に

大城厚子さん(55)は、子育てをしながら「好きなことを仕事にしたい」とインテリアについて学び、内装会社に就職。42歳で独立した。子育ても落ち着き、「仕事に120%注力する」毎日だ。

「お客さまのお話をじっくり聞き、ご要望をくみ取ることに力を入れています。プランニングでは、子育てを含めてすべての経験が役立っていると感じます」と話す

大城さんは子育てをしながら、飲食店や花屋のスタッフなど、さまざまな職場で働いてきた。

30歳を過ぎたころ、「何をしたいのか」と考えるように。模様替えが好きだったため、「インテリアの仕事がしたい」とポリテクセンター沖縄へ通い、インテリアについて学んだ。卒業後、内装会社へ入社。営業として勤務した。

「営業経験はなく不安があったけれど、インテリアに関われるならと挑戦することに。チームのメンバーにも恵まれて、8年働きました」。働くうちに「提案力を高めたい」という思いが強まり、インテリアコーディネーターの資格に挑戦。子育てと仕事の傍ら勉強を続けたが、不合格が続いた。

転機は40歳の時だ。「腰を据えて勉強に集中しよう」と思い切って退職した。翌年、試験に合格。その後、独立した。「お客さまが幸せになるお手伝いができれば大丈夫じゃないか、という自信があった。ダメなら、またやり直そうと思ったんです」

最初は、アパートの小さな一室からのスタート。前職の社長の後押しもあり、関係を築いてきた顧客から引き続き仕事を得ることができた。その後、紹介などで顧客が増えて法人化した。


オーダーカーテン提案

同社は、新築住宅や店舗のオーダーカーテンをメインに手掛けている。「カーテンは住宅に占める割合が大きく、瞬く間に空間を変えるのが魅力。可能性は無限です。カーテンをかける瞬間にやりがいを感じます」と笑う。会社員時代と違って収入には波があるが、「頑張ったらその分返ってくるので、やりがいが大きい」

店名の「モン・シュマン」は、フランス語からの造語で、「私の行く道」という意味だ。「お客さまが自分らしく住まうお手伝いをしたい。私自身、どう生きるか」という思いを込めた。

独立して13年。現在は年に120件受注し、スタッフ2人と働いている。「得意なことで社会に貢献できることが、うれしい。成長し続ける会社でありたい」と大城さん。笑顔に、充実感があふれていた。



左から、大城さんとスタッフの内間亜美さん、嵩原寧笑さん


施工事例。「提案の際は、お客さまのイメージや建物との調和のほか、子どもや高齢者にも安全か、周囲の視線は気になるか、など機能面にも配慮します」と大城さん



Mon株式会社 電話=098(943)7531




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『週刊ほ〜むぷらざ』年末年始特別号 「Over40からの飛躍!!」
文/栄野川里奈子
第1847号 2021年12月29日掲載

この記事のキュレーター

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栄野川里奈子

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編集者
おいしいものに目がないガチマヤー(くいしんぼう)。2016年に国際中医薬膳師の資格をとりました。おいしく健康に!が日々のテーマ。

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