目立たないマウスピース矯正！

加齢とともに増えるトラブルや病気と上手に付き合い、健康管理しながら、笑顔で年齢を重ねたい方へ。最新医学に基づく統合医療、体調を整えるエクササイズやスポーツなどの専門家が堀基子さんと対談。毎回のテーマに合わせた簡単ヘルシーレシピも紹介します。今回は、笑顔に自信を取り戻す、大人のための「歯科矯正」について。

 日本矯正歯科学会認定医  上運天 修 さん （スマイリー矯正歯科）写真左
かみうんてん・おさむ／歯科医師。日本矯正歯科学会認定医。鹿児島大学歯学部卒業。九州歯科大学より博士号を授与。２００９年に上運天歯科矯正歯科を開業。２０２１年に歯科医師である弟の智さんとスマイリー矯正歯科を開業。
×
 食  堀 基子 さん （野菜ソムリエ上級プロ）写真右
ほり・もとこ／野菜ソムリエ上級プロ、Ｊ Ｖｅｇａｎｉｓｔ、アンチエイジング・プランナー、ベジフルビューティーセルフアドバイザー、アスリートフードマイスター３級ほか。第６回・８回野菜ソムリエアワード銀賞受賞。

 大人のための 「歯科矯正」 

 堀 　大人になってから歯科矯正を希望されるのは、どんなケースがありますか？

 上運天 　１番多いのは、目立ちやすい上の前歯の歯並びを矯正したいという方。女性の場合、前から見ると問題なくても、横から見ると上下の歯が出ているのを気にする方も多いですね。

 堀 　歯並びに自信がないと、特に写真を撮られるときなど、歯を見せて笑顔になれないんですよね。リモートワークが多い今、画面に顔がアップになって映るので、特に気になるかもしれませんね。私も前歯を治したことがあるので、とてもよく分かります。

 上運天  まずはかかりつけ歯科医に相談してくださいね

 上運天 　歯科矯正は、コンプレックスを解消して自信を回復できるという精神的な効果も大きいと思います。ですから、小さな歯並びの凹凸でも、ご本人が気になるといえば治療します。

 堀 　歯科矯正というと、歯に金属の器具を取り付ける印象がありますが、大人が受けるのは覚悟がいりそうですね。

 上運天 　いえいえ、そんなことはありませんよ。金属の器具というのはワイヤ矯正のことだと思いますが、今は歯だけに透明なマウスピースをかぶせる方法もあります。マウスピース矯正は食事や歯磨きのときには外せますので、ワイヤ矯正に比べて歯を磨きやすいですし、治療期間が半分ほどで済むというメリットもあります。金属アレルギーの方にもおすすめです。ワイヤ矯正よりも痛みが少ないため、以前にワイヤ矯正を受けて途中で断念した方が再挑戦して、矯正に成功した例も少なくありません。ただし、マウスピース矯正で歯が予想外の動きをした場合などには、ワイヤ矯正で修正することもあります。

 堀 　透明なマウスピースの矯正だなんて、初めて知りました！ これなら目立たないですし、矯正期間が短くなるのもいいですね。大人が歯科矯正を受ける際、注意すべきことはありますか？

 上運天 　歯周病があると、歯を支える歯茎のボリュームが減り、歯科矯正がうまくいかない場合がありますので、かかりつけの歯科医院で事前に歯周病の治療を受けましょう。政府でも国民皆歯科健診の導入が検討されていますが、歯周病予防のためには定期的に歯のクリーニングを受けることが大切です。逆に、歯並びが悪いと歯周病になりやすいので、予防のために歯科矯正をするという考え方もあります。

 堀 歯を見せて笑えることは自信につながりますね

 堀 　歯周病菌は心筋梗塞や脳卒中などの原因となることも知られていますし、さっそく私もかかりつけ歯科医に健診とクリーニングの予約を入れます！

 上運天 　矯正歯科を希望するときも、まずはかかりつけ歯科医に相談し、専門のドクターを紹介してもらってくださいね。

スマイリー矯正歯科　　電話　０９８－８５１－３００５　
八重瀬町東風平　１３１４－５

矯正中でも歯に優しい

 トマト＆オクラ＆温泉卵！ 柔らか洋風そうめん」