毎日のレシピ
2016年5月12日更新
祝いの席にも 花しんすうの吸い物|沖縄のごちそうレシピ
沖縄料理に精通した松本料理学院の松本嘉代子学院長が教える「ごちそうレシピ」。薄焼き卵で水仙の花をかたどった「花しんすう(花水仙)の吸い物」。見た目も華やかで、おもてなし料理にぴったり。
薄焼き卵を花型に 正月や祝いなどもてなしの席にも
花しんすうの吸い物
[肉団子] | |
豚ひき肉 | 40g |
卵 | 少量 |
塩 | 少々 |
ショウガ汁 | 少々 |
かたくり粉 | 小さじ1/4 |
[薄焼き卵] | |
卵 | 2個 |
塩 | 少々 |
かたくり粉 | 少々 |
[卵のり] | |
卵 | 少量 |
かたくり粉 | 少々 |
シイタケ | 小5枚 |
だし | 少量 |
砂糖・しょうゆ | 少量 |
青野菜 | 適量 |
かつおだし | 4カップ |
塩 | 小さじ1/2 |
しょうゆ | 少々 |
吸い口/針ショウガ、ヒハチ、ヒラミレモンの皮など ※吸い口とは、吸い物に添える薬味のこと。 |
1. | 豚ひき肉をすり鉢に入れてすり混ぜ、溶き卵、塩、ショウガ汁、かたくり粉を加えて10個の団子を作る。 |
2. | 卵を溶きほぐし、塩と水溶きかたくり粉を混ぜて薄焼き卵を作り、直径8センチの円形に抜く。 ※薄焼き卵を作る際、水溶きかたくり粉は濃い目に。ボウルから熱したフライパンに卵液を入れて、余分な卵を戻す。片面焼きで、火が通ったらOK。 |
3. | ②の薄焼き卵の中心あたりに、卵とかたくり粉を混ぜた卵のりを塗って、①の肉団子を置き、その周囲に5枚花びらを作る。これを蒸し器に入れて約10分蒸す。 ※一つ目の花びらを作り、それを中心に両手で左右対称につまみ、等分幅で5枚の花びらにする |
4. | シイタケはだし、砂糖、しょうゆで薄味をつけておく。 |
5. | 青野菜は色よくゆでて冷水に取り、水気を切って4センチ長さに切りそろえておく。 |
6. | 鍋に分量のだしを入れて火にかけ、塩、しょうゆで調味し澄まし汁を作る。 ※しょうゆは煮立ってから入れる。 |
7. | 吸い物椀に③の花しんすう、④のシイタケ、⑤の青野菜を盛り付け、⑥の澄まし汁を注いで好みの吸い口を入れて供する。 |
講師
松本嘉代子(まつもと・かよこ)
1969年、沖縄県那覇市に松本料理学院設立、学院長。NPO日本食育インストラクター1級、全国料理学校協会 教員認定資格 特別師範、栄養士。琉球料理、沖縄家庭料理に精通し、幅広く活動。タイムス住宅新聞社発行の週刊ほ〜むぷらざで「ごちそうレシピ」「沖縄の行事と食」「イチから琉球料理」などのコーナーでもその魅力を多くの人に発信している。
編集/栄野川里奈子
『週刊ほーむぷらざ』ごちそうレシピ・第1504号 2016年5月12日掲載
[ランチ・ディナー・レシピ]