味も食感もさまざま

前回（4月5日発行、1602号）掲載の「ドライおからを使った蒸しパン」に合うディップ3種を紹介します。
アボカドの緑、キノコのベージュ、みそチーズのクリーム色で鮮やかに仕上がりました。バリエーションのある味わいで、蒸しパンだけでなく、野菜のディップにも最適。味だけでなく食感にもそれぞれ特徴があるので、その違いも楽しんでください。

3種の彩りディップ
アボカド、キノコ、みそチーズ味

糖質7.2g
※糖質は3種の合計。アボカド（0.8g）、キノコ（1.4g）、みそ（5g）。
 

［材料］

①アボカド1個、クリームチーズ50g、レモン果汁大さじ1、塩こさじ1/2、こしょう少々

②好みのキノコ（異なる種類でも可）200g、ニンニク1片、白ワイン・生クリーム大さじ2、バター20g、塩・こしょう少々、オリーブオイル・タカノツメ適宜

③みそ大さじ3、クリームチーズ100g、ゆずこしょう小さじ1/2

 

［作り方］

【アボカドのディップ】
①	アボカドは実をフォークでつぶし、レモン果汁であえておく。
②	常温に置いていたクリームチーズと①を混ぜる。
【キノコのディップ】
①	フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れ、弱火にかけ香りが出たらタカノツメを入れる。
②	小さめに切ったキノコを①に加え、火を強め、軽く塩・こしょうをして、しんなりするまで炒める。
③	しんなりしたら強火にして白ワインを入れ、水分を飛ばし、粗熱を取っておく。
④	③をフードプロセッサーに入れ、バターを加えて若干食感が残る程度のペースト状にする。
【みそチーズディップ】
①	クリームチーズ、みそ、ゆずこしょうがしっかりなじむまで混ぜる。

 

真栄城悟さんのワンポイント

アボカドの扱い方

• アボカドは種に沿うように包丁で周囲に切れ目を入れ、ひねるようにして二分する。
  
  
• 包丁を種に刺すようにして、種を取り出す。
  
• アボカドは実が空気に触れると切り口から変色するので、レモン果汁であえると変色しにくくなる。
• アボカドは柔らかめのものを選んだ方が良いが、硬い場合は電子レンジで少し温める。
• アボカドのディップには好みでタバスコを入れても良い。

 

キノコは数種を合わせて

• 今回使ったキノコはマイタケ、エリンギ、シメジの3種類。トータルで200gになるようにして、マッシュルームなどその他のキノコを入れるのもおすすめ。
• ニンニクは焦げやすいので弱火にして焦がさないようにする。
• 白ワインを入れた後は水分がなくなるまでしっかり炒める。
  
• キノコの粗熱を取る目安は、フードプロセッサーにバターを入れた時にバターが溶けない程度。バターはキノコ全部をつなげる役目があるため、溶けるとそれができなくなる。
• バターは無塩でも有塩でも構わないが、無塩を使う場合には塩加減は自分で調整する。
• フードプロセッサーにキノコを入れる場合は、水分がないので、数回に分けて回す。
• みそは麦みそが低糖質だが、好みのみそでＯＫ。今回は白みそを使用。

真栄城悟
まえしろ・さとる／県内で4店舗の飲食店を展開するピノーグループ統括。ホテルやレストランでの経験を基に、現在は低糖質メニューの講習会や先進地の視察などを行う。現在はピノ―グループ全般のメニュー開発を担当している。




＜パパッとできちゃう!! 低糖質Cooking＞

---

編集／高江洲千里
毎週木曜日発行・週刊ほーむぷらざ
「第1606号 2018年5月3日紙面から掲載」