毎日のレシピ
2017年3月23日更新
年の瀬にいただく大煮(ウーニー)|沖縄のごちそうレシピ
琉球料理は、限られた食材を工夫して組み合わせています。ウーニー(大煮)に入る具材は昆布と三枚肉、大根の3種類だけですが、ミネラル、タンパク質、ビタミンがバランス良く含まれています。
講師:松本嘉代子(松本料理学院学院長)
だしのうま味を生かし、薄味で仕上げます。三枚肉にはしっかりと味を付けることで、バランスを取ります。
大煮(ウーニー)
材料(5人分)調理時間20分
大根 | 500g |
昆布(または刻み昆布) | 1枚 |
豚三枚肉 | 200g |
泡盛 | 大さじ3 |
砂糖 | 大さじ2 |
しょうゆ | 大さじ3 |
豚だし・かつおだし | 合わせて5カップ |
塩 | 小さじ1/2 |
しょうゆ | 少々 |
作り方
1. | 大根は2センチ角の5センチ長さに切り、米のとぎ汁でゆでて洗う。 ※ゆであがりの大根は、変形を防ぐために水気を切って、たいらなところで冷ます。 ※切れ端も一緒にゆで、みそ汁など、別の料理に使う。 |
2. | 昆布は水にふやかして洗い、砂を落として5センチ長さで千切りにする。 ※ぬめりがひどいときはたっぷりの水で1~2回すばやく洗う。 ※刻み昆布は縮れがピンと真っすぐ伸びるまで水につける。 |
3. | 豚三枚肉はゆでて、5センチ幅の5ミリ厚さに切り、分量の調味料で煮て下味をつけておく。 |
4. | 鍋に豚だしとかつおだしを入れて煮立て、②の昆布を入れて弱火で30分くらい煮込む。 ※時間をかけて煮ることで、昆布からのうまみを引き出す。 ※アクが出たらそのつど取る。 |
5. | ④に大根を入れ、塩・しょうゆを加えて、さらに煮含める。 |
6. | 器に大根と昆布、三枚肉を盛り付けて、汁を注ぎ入れる。 ※クーニー(小煮)は各材料を1センチ角に切って作る。作り方はウーニーと同様。 |
<完成> |
食材組み合わせ調理を工夫
・ンジャナバースーネー
・チデェクニイリチー
講師
松本嘉代子(まつもと・かよこ)
1969年、沖縄県那覇市に松本料理学院設立、学院長。NPO日本食育インストラクター1級、全国料理学校協会 教員認定資格 特別師範、栄養士。琉球料理、沖縄家庭料理に精通し、幅広く活動。タイムス住宅新聞社発行の週刊ほ〜むぷらざで「ごちそうレシピ」「沖縄の行事と食」「イチから琉球料理」などのコーナーでもその魅力を多くの人に発信している。
編集/柳田敏孝
『週刊ほーむぷらざ』ごちそうレシピ
第1549号 2017年3月23日掲載
[レシピ・大煮(ウーニー)・琉球料理]
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