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2020年3月12日更新

新生活に向けてメークの基本|美makeup

[美makeup]執筆/板谷さち(資生堂ジャパン(株)沖縄オフィス) 

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3月に入って寒い日も減り、春の訪れを感じるようになりました。卒業や旅立ちの季節、学生のみならず4月からの新生活に向けて準備を始める時期ですよね。

春は行事ごとも多く、メークをする機会が増えます。何から始めればいいのか分からない初心者さんや、久しぶりの職場復帰などでメークをするご無沙汰さんまで今さら聞けないメークの基本をご紹介します。


◇ベースメーク

肌をきれいに見せるだけでなく、紫外線などの悪影響から肌を守るためにもベースメークはオススメです。肌荒れしやすい方は、敏感肌用や薬用のものを選ぶと安心です。下地はファンデーションの仕上がりや持ちを良くするのでマスト。肌に合わせて種類も多いですが、これからの季節にあわせテカリや汗に強い化粧持ち効果の高いアイテムを選ぶときれいな仕上がりが長続きします。

ファンデーションは大きく分けると3タイプ。さらさらなパウダー・うるおうリキッド・その中間くらいのクッションタイプがあります。色選びは必ずフェースラインで行います。白めのものよりも肌色に近い色を選ぶことが、白浮きしないコツですよ。


◇アイブロウ

メークで苦戦される方が非常に多いのが眉。最近はボリューム感のある眉がトレンドなので、やり過ぎると眉だけが悪目立ちしてしまうことも。パウダーや芯の柔らかいペンシルなどふんわり描けるアイテムで、力を入れずに軽いタッチで描きます。髪の色に近いか、やや明るめくらいの色を選ぶとナチュラルな仕上がりに。


◇アイメーク

服装やシーンを選ばず使いやすいのがブラウンのアイシャドー。ピンクやオレンジよりの明るめの色が入っているパレットを選ぶと、暗い印象になりません。瞳の色に合わせると、印象的な目もとになります。ダークカラーは細いチップでまつげの生え際近くにいれるとアイライン無しでもパッチリ目元に。マスカラは根元からとかし上げるようにつけると、上向きまつげに仕上がります。


◇チーク

色選びの際、見た目だけでは分かりにくいので、手の甲や頬に直接つけて色を確認しましょう。色を広げた時に肌から浮いて見えないものをチョイス。ニコッと笑った時に頬が高くなるところを中心に、頬骨の上に広げていくと自然なグラデーションになりますよ。


◇リップ

一本あると便利な色がピンクベージュ。ほんのり血色感があると白浮きせず上品で自然ない印象に。適度なツヤのある仕上がりにすると、今どきの印象になりますよ。

暗い場所でメークをすると発色などが分かりにくくついつい濃くなりがちになるので、できるだけ自然光の入る明るい場所でメークすることを心がけてください。メークは楽しく気持ちが上がるもの。色選びでは、使ってみたい色や自分自身が手に取ってときめく色を選んでみてください。義務感よりもきれいになる自分を楽しみながら挑戦してみてくださいね。

 

アイブロウの基本

1. 眉頭は上へ、眉山と眉尻は斜め下に向けて、スクリューブラシで毛並みを整えます。毛並みを整えると毛を描き足す部分が分かり、無駄なところを書き足さず自然に仕上がります。
 

2. 最初に眉山の位置と眉尻の長さを決めます。その後、眉山から眉尻に向かって描きます=図①。毛流れに沿って1本ずつ丁寧に描いていきましょう。

3. 眉の中央から眉山に向かって毛流れに沿って描きます=②。最後に、眉頭から眉の中央まで眉毛の間を埋めるように描きます。眉頭は力を入れずソフトに仕上げると抜け感のある印象に。



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『週刊ほ〜むぷらざ』美makeup
第1702号 2020年3月12日掲載 毎月第2、第4週に掲載

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