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2020年2月27日更新

三つの再生医療を展開|教えて!ドクター当山〈224〉

自分の細胞を使って完全オーダーメードで治療を行う「再生医療」。当山美容形成外科では、皮膚の加齢性変化、関節痛・変形性関節症、脳梗塞後遺症に対して治療を展開中だ。県内外から患者が訪れる同院の再生医療について、当山拓也院長に話を聞いた。

皮膚の加齢性変化、関節痛・変形性関節症、脳梗塞後遺症

「当山美容形成外科の再生医療」

国の厳しい審査のもと実施
諸外国も注目する先端医療


―そもそも再生医療とは?
当山
おへそから採取したご自身の幹細胞を特殊な技術で数億個まで増やし、症状を改善したい部位に注入することで、その組織や機能の修復を目指す治療です。
当院は、皮膚のたるみやシワ、くすみといった「皮膚の加齢性変化」、膝の痛みをはじめとする「関節痛・変形性関節症」、「脳梗塞後遺症」の三つに対して、第2種の再生医療計画番号を取得。再生医療を始めて約2年が経過しました。

―テレビやインターネットでも再生医療というワードを目にする機会が増えました。
当山
昨今は、再生医療という言葉を簡単に使っていたり、治療計画を出さないまま培養した細胞を投与するといった事件も見受けられますが、再生医療はその治療の妥当性や安全性、医師体制、細胞加工管理体制など厳しい審査のもとで行われるもの。厚生労働省が認可した委員会に治療計画を提出し、認可を受けなければ治療ができません。
日本ではこうした再生医療に関する法律が整備され、国の管理の下に再生医療が行われていますが、諸外国にはこうした法律はなく、世界から大変注目されています。とりわけ東アジアからは熱い視線が注がれており、当院にも韓国や中国からの患者さんの問い合わせが増加。国際線ターミナルも整備され、上海から1時間半で行き来できるといった地理的優位性を考えれば、再生医療に興味・関心を抱く患者さんは今後、ますます増えていくでしょう。
 

インソールで立ち歩き改善
治療効果を引き出しやすく


―特に患者さんが多いのは?
当山
関節痛・変形性関節症です。膝関節に治療を行い、立ち座りや階段の上り下りといった運動機能を回復するには、リハビリや立ち方や歩き方といった生活動作の改善が必要不可欠です。当院では理学療法士と連携したリハビリや完全オーダーメイドのインソールを併用することで生活動作を改善。痛みが取れることで関節可動域が広がり、治療やリハビリの効果をより引き出しやすくなりました。その効果を実感され、リピートされる患者さんも少なくありません。

―脳梗塞後遺症や肌の加齢性変化についてはいかがですか?
当山
運動障害や軽度の認知障害といった脳梗塞の後遺症については、これまで発症から3カ月以上たつとリハビリしか治療手段がありませんでした。もちろん再生医療による治療が全ての患者さんに適応があるわけではありませんが、一定の基準を満たす場合は治療が可能。当院の患者さんの中にも、服の脱ぎ着や階段の上り下りなどご自分でできるまでに回復され、ご家族の負担がだいぶ軽減したと喜んでおられる方もいます。
シミ・シワ・たるみといった肌の加齢性変化に対しては、アンチエイジングだけでなく、トラブルの少ない、より健康的な肌へ改善したいと治療を受けにこられる方も増加。特に肌の深部に熱を加えるウルセラやサーマクールと再生医療を併用するのはお勧めです。
新クリニックに移転後は特に、関節痛や脳梗塞後遺症に対して必要となるMRIやレントゲンなどの検査も、同じビル内にある内科と連携し効率よく治療を進められるようになりました。県内で三つの第2種の再生医療計画番号を取得しているのは当院だけ。肌トラブルや関節痛、脳梗塞の後遺症でお悩みの方は、ご相談ください。



当山拓也 氏
当山美容形成外科 院長

東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、2016年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。17年6月、同院院長に就任。


<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com
Eメール info@touyama.com

※次回は「メンズ美容座談会」です。


<過去記事一覧>
『週刊ほ〜むぷらざ』 教えて!ドクター当山<224>
第1700号 2020年2月27日掲載

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