ビューティー
2019年11月28日更新
糸でリフトアップ&小顔に|教えて!ドクター当山〈222〉
リフティング効果のある糸を皮下に入れることで、手術をせずに肌を引き締める「スレッドリフト」。「糸の種類が豊富で、さまざまなニーズに対応が可能。リフトアップしながら小顔になれると、当院でも人気の施術です」と当山美容形成外科の髙間久美子副院長。その特徴について話を聞いた。
鼻筋、ちりめんジワ、唇まで 目的に応じて使い分け
当山美容外科オリジナル「スレッドリフト」
種類が豊富な吸収糸を使用
組織活性しコラーゲン増加
―スレッドリフトとは?
髙間
リフティング効果のある吸収糸を皮膚の下に入れることで、コラーゲンが増え、肌にハリやツヤを与えつつ引き締めることができる施術です。
糸の種類はさまざまですが、当院ではPDOという吸収糸を使っています。やわらかくて肌あたりが優しく、使う部位や目的に合わせて選べる種類の豊富さが魅力。歴史もあるため、安心してお使いいただけます。
―なぜ引き締めることができるのですか?
髙間
肌の生体反応により、挿入した糸が周囲の組織を活性化させ、ご自身のコラーゲンが増えるためです。
肌の引き上げ効果は施術直後から実感でき、術後1カ月以降から肌のハリや引き締め効果が感じられるようになります。効果の持続は個人差がありますが、約1年程度です。
コグ付き無しなど全9種類
鈍針で皮下出血もしにくい
―糸にはどんな種類がありますか?
髙間
現在当院で取り扱っている糸は、引っ掛かり効果が高いコグ(突起)付き5種、皮膚が薄い部分に向いているコグ無し4種の計9種=下表参照。皮下脂肪の量や入れた際の違和感などを考慮しながら、診察時に医師が選択します。例えば、強力なリフトアップ効果を望むならコグがくさび形になっている糸を、目元のちりめんジワを目立ちにくくしたいなら皮下出血しにくい構造の目元専用の糸を、ほうれい線などの深いシワならコイル状の糸を、といった具合です。
また鼻筋を通すには手術以外ならヒアルロン酸注入が一般的ですが、スレッドリフトはヒアルロン酸よりもスッキリと鼻筋を通すことができます。
―痛みや所要時間は?
髙間
患者さんと一緒に左右差を確認しながら糸を挿入していくため、基本は局所麻酔で行いますが、ご希望によっては静脈麻酔下で行うことも可能です。リフティング用の糸は先の丸い鈍針を使うので皮下出血のリスクも極めて低く、施術後はメイクして帰宅いただけます。所要時間は入れる本数にもよりますが、おおむね30分~1時間程度。ウルセラやサーマクールなど熱を加える施術との相性がいいのも特徴です。
私自身、さまざまな部位に試しており自信を持ってお勧めできる施術で多くの方にお試しいただきたいのですが、初めての場合は何かと不安もつきものです。予算と相談しながら、まずは少ない本数から試してみたいといったご要望なども、お気軽にご相談ください。
髙間久美子 氏
当山美容形成外科 副院長
金沢医科大学医学部卒業。慶應義塾大学病院精神神経科、横浜市立市民病院、神奈川美容クリニック、聖マリアンナ医科大学病院形成外科などで勤務。日本形成外科学会会員。日本美容外科学会会員。日本アートメイク協会会員
<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com
Eメール info@touyama.com
※次回は「当山美容形成外科 リニューアルオープン」です。
<過去記事一覧>
『週刊ほ〜むぷらざ』 教えて!ドクター当山<222>
第1687号 2019年11月28日掲載