シニアにも関心広がる|心も体も健康にアーユルヴェーダ【特別編】|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2019年5月25日更新

シニアにも関心広がる|心も体も健康にアーユルヴェーダ【特別編】

WHO(世界保健機関)に認証された世界最古の伝承医学アーユルヴェーダ。その内容や実践方法について、県内でスクールやスパを経営するi-PLANA(アイ・プラーナ)代表の知念伽央梨さんが紹介します。5月は、4月に引き続き知念さんが講師を務める沖縄統合医療学院の名誉学院長の高橋研一さんとの対談です。

対談・シニアにも関心広がる

知念
最近、統合医療が注目される中で、アーユルヴェーダへの関心が高まっていると感じています。私がアーユルヴェーダを学び始めた十数年前は、認知度を高めることからのスタートでした。
アーユルヴェーダカウンセリングやトリートメントをしており、当時は若い方が多く受講されていたのが、ここ数年、シニア世代の方々の受講者が増えています。

高橋
セルフケアができたり、インドと沖縄のつながりが深いことからアーユルヴェーダはとても沖縄になじみやすいんですね。私が所属している日本統合医療学会沖縄県支部の研修会でもアーユルヴェーダを学ぶ機会もあります。知念さんも8月に講師として来ていただきます。

知念
アーユルヴェーダへの関心の高まりや、年代を問わずに受け入れられ始めているというのは、誰でも気軽に暮らしに取り入れられるということと、医学的な根拠であるエビデンスが示されてきている点だと思います。

高橋
西洋医学を学ぶ医師が、鍼灸(しんきゅう)を学ぶという授業もあり、医学の世界でも統合医療は取り入れられています。

知念
海外ではアーユルヴェーダ専門の医療施設もあります。一般の方々に受け入れられる理由の一つが、シンプルに生活に取り入れられることだと思います。いくつかやってはいけない食材の組み合わせはありますが、それ以外は、その人の体質に合う属性(温性や冷性など)の食材を選択し、対応します。すると、食後は心身共に心地良い状態が続くのです。ですから精神と肉体のバランスが調い、心身共にすこやかになり、結果的に若く美しくなります。
ただし、正しい知識を習得することは大切です。

高橋
啓蒙(けいもう)という点では、統合医療に関してさまざまな分野を体験できるイベントを開きたいと考えています。まずは知ってもらい、自分に合ったものを探してもらいたいのです。昨年も開催しましたが、今年は規模を大きくする予定です。

知念
まず、多くの方に知っていただき、正しいアーユルヴェーダの知識を伝えていきたいですね。
 

知念伽央梨(ちねん・かおり)さん=写真左。株式会社i ‐ PLANA代表。米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur VedicMedicinePractitioner 、日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー。

高橋研一(たかはし・けんいち)さん=写真右。1946年ブラジル生まれ。金沢大学大学院博士課程修了。大阪大学医学部の解剖学部助手、大阪府立看護大学医療技術短期大学部教授などを経て、2011年沖縄統合医療学院学院長、16年同学院名誉学院長に就任。



i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp


心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは季刊「SeniorWave(シニアウエ~ブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。次回は2019年6月6日発行の週刊ほ〜むぷらざに掲載。

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