ビューティー
2016年4月9日更新
心も体も健康にアーユルヴェーダ【スパ パティヤ】
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の理論を基に、スパを経営する株式会社i-PLANA代表の知念伽央梨さん。5000年の歴史で培われてきた理論を分かりやすく紹介します。
体質で異なる性格や体調
最近耳にする「アーユルヴェーダとは一体、何?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。アーユルヴェーダとは約5000年前にインドで発祥し、現在では世界保健機関(WHO)からも認められた伝承医学です。
その内容を記した古典書にはさまざまなことが書かれています。最も大事だとされる健康の素晴らしさや、季節に影響されることなく楽しみながら過ごす工夫、おいしくて体に良いとされる食べ物、逆に体に悪いとされる食べ物、理想とする老い方などがあります。たくさんある健康法の中で最も古く、最も変わらない不動の知恵、それがアーユルヴェーダです。
アーユルヴェーダでは「体質論」を重視します。体質は三つの要素「ドーシャ」(エネルギー)から構成されています。アーユルヴェーダのカウンセラーやドクターはこの体質を基に、その方の体や心に現れる不調和の解決策を考えます。
三つの要素に分類
三つの要素とは「ヴァータ(V)」「ピッタ(P)」「カパ(K)」。それは受精の瞬間に決定すると言われ、そのバランスで個性が作られ、バランスが崩れると体調や精神に不調が表れます。命ある物には全て三要素があると考えられ、どれが優位になっているかを見て体質を決めていきます。
「ヴァータ」は自然界では風や空を表します。やせ型で乾燥しやすく、便秘、冷え、行動的、そそっかしい、アイデアを出すのが好き、話す事が好き、疲れやすいなどの特徴があります。
「ピッタ」は火や水。中肉中背、熱性、おなかをくだしやすい、ホクロが多い、食欲旺盛、責任感、正義感、完璧主義の方が多くみられます。「カパ」は水、土で行動がゆっくり、おおらか、寝るのが好き、太りやすい、頑固な一面も。二つ重なった複合タイプもあります。
それぞれの体質ごとに合う食事、運動、トリートメントがあります。体質に合わない取り方をすると体調不良、不安感、いら立ち、執着心などの症状が出ます。合う物を取り込むと体調が良く、持ち前の能力を発揮することができると考えられています。アーユルヴェーダカウンセリングで体質を知り、有益な人生を手に入れてください。
三つの要素のうちどれが優位になるかで体質を決めるカウンセリング。女性だけでなく男性客も多く訪れる/写真
スパ パティヤ(ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート内)
098-964-1808
営業時間:AM11:00〜PM10:00
http://www.hotelmonterey.co.jp/okinawa/spapathya/
アーユルヴェーダカウンセリング
時間/50分
料金/5000円
内容/体質チェック、体質別1日の過ごし方、食事の取り方、必要なトリートメント等をアドバイス。受け付けは11時〜16時。
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
心も体も健康にアーユルヴェーダ
季刊「Seniorwave(シニアウェーブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。
『Seniorwave 〜いきいき!自分流〜』心も体も健康にアーユルヴェーダ<1> 2016年4月9日掲載
この記事のキュレーター
- キュレーター
- ちぃちゃん
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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。