ビューティー
2018年4月5日更新
春の眠気は上手に対処を|心も体も健康にアーユルヴェーダ
5000年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」について、スパを経営する株式会社i-PLANA代表の知念伽央梨さんが紹介します。テーマは「春の過ごし方」。昼寝の意外なとらえ方や食事などのアドバイスが盛りだくさんです。
春の暖かな陽気に、ついつい昼寝をしてしまいそうになります。ところが、皆さん、残念なことにアーユルヴェーダは昼寝を勧めていません。
「カパ」と呼ばれるエネルギーが溶け出し、消化力が弱くなるというのが、春における生理機能の変化とアーユルヴェーダでは考えられています。ですから、食事の後に昼寝をするとうまく消化されず、未消化物、つまり毒素が生じると言われています。
今回は私の春のだるさ、眠気撃退法をお伝えします。食事に取り入れていただきたいのが苦味・辛味・渋味。この季節に登場するかわいらしい菜の花をおひたしにしたり、ヨモギを使った料理、スパイスもよく活用します。
沖縄の宝、ウコンやヒハツは野菜炒めやご飯を炊く時に入れたり、汁物に入れても美味ですよ!
ウコンは乾性という性質があるので、少量の油質と合わせるのがポイント。知性を高める最も有益な油「ギー」と一緒に炊き上げたターメリックライスもよくいただきます。ウコンは天然の抗生物質と呼ばれ、血液や皮膚をきれいにすると言われています。
食べ過ぎた時にはハチミツ水です。トッピングにウコン、ヒハツ、ジンジャーやシナモン、黒こしょうなど、どれか少量を加えます。ピリッとして眠気が吹っ飛びますよ。
ハチミツは非加熱のものを使ってください。お湯をさしたり、熱い料理に入れるのはNG! アーユルヴェーダではハチミツを温めると未消化物が生じると言われているからです。また、食べ物は消化に時間がかかる高カロリーなものは減らし、程よく運動をするように心がけています。
この季節にカパエネルギーが優勢なタイプの方は体が重く感じたり、鼻水・鼻づまりなどが気になることが多いのではないでしょうか。アーユルヴェーダではナスヤという鼻の健康法があります。ターメリック、岩塩、ハチミツを水に溶かしてウガイをするのもオススメですよ。
ウコンを使ったメニュー(上)と生ウコンとパウダータイプ(下)
インフォメーション
- アーユルヴェーダ学会認定初級講座(セルフケアアドバイザー資格)
開 講/4月開講、全55時間
受講料/14万8000円(分割払い可)
講 師/アーユルヴェーダ医師・浅貝賢司、栄養療法主宰・崎浜キヌ、知念伽央梨 - ヘナ染め 3780円~
- 北中城村美崎のアイプラーナ本店に加え、アイプラーナ那覇店Open! アーユルヴェーダ、ヘナ、オーガニック製品を販売。
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
沖縄県北中城村美崎111-4
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp
心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは季刊「SeniorWave(シニアウエ~ブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。次回は5月のシニアウエ~ブに掲載。
この記事のキュレーター
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- ちぃちゃん
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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。