ビューティー
2017年7月6日更新
「瞑想」で一日を快適に|心も体も健康にアーユルヴェーダ
5000年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」について、スパを経営する株式会社i‐PLANA代表の知念伽央梨さんが紹介します。今回のテーマは「瞑想のすすめ」です。
楽しく充実した日々を送るためには落ち着いた精神状態を保つことがとても必要です。「最近、暑くなったせいかイライラするのですが、どうしたらよいでしょう?」という質問が多くあります。しかし、それはどうも暑さのせいばかりではないようです。理由がはっきりする場合には冷静に立ち向かう、何かでうっぷんを晴らすなど、解決策はあると思いますが、私は瞑想をして一日の反省をすることも勧めています。
アーユルヴェーダではイライラ、不安、嫉妬、怒り、悲哀など否定的な考えはストレス反応を引き起こし、長期間に及ぶとさまざまな病を招くと考えられています。一方で食事、睡眠、運動など、人間がより健康に過ごす上で必要なものを挙げ、正善行為(正しく良い行い)は精神を穏やかにし、何と老化を遅らせると言っています。
正善行為によって心をリラックスさせると、ストレスに対して冷静に判断でき、不安や怒りの感情を表さずにすみます。それが免疫を上げるとも言われ、正善行為を自然に行える方法にヨーガや瞑想があります。今回は家庭でできる簡単な瞑想を紹介します。
まず、起床後、身だしなみを整え、朝に行うのがお勧めです。座る所は固過ぎると血行が悪くなり長くできず、柔らか過ぎると体勢を保つために無理に力を入れてしまうので、程よい座り心地の場所を選ぶようにしましょう。床でも椅子でもよいとされています。
目を閉じて静かな落ち着ける場所で背筋を伸ばしゆっくり深く呼吸し、徐々に考えることをやめていきます。好きな景色や花などを思い浮かべたり、心を落ち着かせるような音楽を聴きながら約10~30分かけて鎮めていけると良いですね。
私は朝と夜の2回行うようにしていますが、朝は1日がスムーズに過ぎ、夜はその日の反省をし、翌日に備えるようにしています。結果、良い睡眠がとれるように思いますよ。
「体に栄養が必要なように心に瞑想が必要だ」と恩師が言っていたことを思いながら、夏の寝苦しい夜も瞑想を楽しめるようになりました。 皆さんも興味がありましたらぜひ、瞑想してみてくださいね。
瞑想をする時は心地良い音楽で心がリラックスできるように工夫する。写真手前のボウルは縁の部分を棒でなでると音が出て、知念さんが瞑想に使う場合もある
インフォメーション
- アーユルヴェーダ「美と食」セミナー
~アーユルヴェーダトリートメントと食が体に与える影響~
開催日/2017年8月27日(日)13時~15時30分
場 所/EMコスタビスタ(沖縄県北中城村)
講 師/クリシュナU.K、崎浜キヌ、知念伽央梨
受講料/2000円
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
沖縄県北中城村美崎111-4
心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは季刊「SeniorWave(シニアウエ~ブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。次回は2017年8月19日(土)発行のシニアウエ~ブに掲載。
この記事のキュレーター
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- ちぃちゃん
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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。