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2024年10月24日更新

バストが大きくて困っています。治療出来ますか?|はじめての美容医療⑦

当山拓也氏(とうやまたくや)  当山美容形成外科 院長
美容医療に関する疑問、質問、あなたのお悩みにお応えします。



バストが大きくて困っています。治療出来ますか?



Q1 バストが大きくて生活に支障が… こんな悩み、私だけですか?

A 欧米ではバストが大きくて困っている人は珍しくありません。しかし、日本でもここ最近、食文化の変化や生活スタイルの変化などの影響により治療を希望する人が増えている印象です。「バストが大きい悩みなんて贅沢(ぜいたく)!」と思われるかもしれませんが、肩や首が慢性的に凝る、皮膚に湿疹が出来る、スポーツをするときに擦れて痛い、など日常生活に支障を来しているケースは少なくありません。



Q2 どんな治療がある?

A 現時点では手術療法しかなく、大きく分けると2種類の方法があります。一つは乳房を小さくする方法と、もう一つは垂れた乳房を上に引き上げる方法です。どちらの方法もただ除去すれば良いわけでなく、形を整える必要があり、どちらも高い技術と経験が必要になります。

体の表面の治療ですが範囲がとても広いので、局所麻酔ではなく全身麻酔で行うのが理想です。




Q3 治療はどこで受けられる?

A 難易度が大変高い手術なので、可能であれば形成外科専門医のいる施設での治療をお勧めします。また、日本では保険診療の範囲外での治療になります。治療をご検討されている方は、あらかじめ値段や治療方法について各施設にお問い合わせいただくことをお勧めします。



Q4 リスクはある?

A バストを皮膚ごと大きく切除し縫合する手術ですので、どうしても傷跡が出来てしまいます。1年以上経過するとだいぶ目立たなくなりますが、傷が全くなくなることはありません。それ以外は左右差や、術後の感染、一時的なツッパリ感や違和感などが挙げられます。

手術はどうしても敬遠される傾向にあります。特に命に関わる病気ではありませんが、日常生活を過ごすに当たって困っている方には治療をお勧めしています。勇気を出して手術を受けたことで、「長年の悩みから解放された!」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

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週刊ほ〜むぷらざ はじめての美容医療係


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教えてくれたのは
当山拓也 氏(とうやまたくや)
当山美容形成外科 院長


『週刊ほ〜むぷらざ』はじめての美容医療
第1942号 2024年10月24日掲載

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funokinawa編集部

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