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2024年9月5日更新
「未消化」に注意し秋の味覚楽しむ|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ −99−
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、「秋の過ごし方」です。
「未消化」に注意し秋の味覚楽しむ
消化が重い油脂控える
猛暑と言われた今年の夏ですが、最近は涼しくなり日が暮れるのが徐々に早くなってきましたね。秋の訪れを感じます。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。食欲の秋といいますが皆さん、食べ過ぎにはどうぞお気をつけて。
アーユルヴェーダでは病を近付ける原因の一つとして「未消化」をあげています。暴飲暴食を行うと消化できず残ってしまった「未消化物」が老化を促進し、体調不良を起こすと考えられています。
夏は一年で最も体力、抵抗力、消化力が低下する季節とアーユルヴェーダでは考えられ、秋には少しずつ体力が戻ると考えられています。しかし万全ではないので消化が重い油脂類は控えめにすることをお勧めします。
アーユルヴェーダでは食事として取る油で最も適しているのは「ギー」だと考えられています。ギーとは、無塩バターを加熱し濾(こ)すことで、余分な水分やタンパク質を除去した純粋バター。甘みがあり、冷性の性質を持ちます。夏の灼熱(しゃくねつ)感から体がほてったように感じる場合は、お風呂に牛乳を入れるミルク風呂を。牛乳の持つ油質の影響で肌はシットリし、冷性の影響で余分な熱を取りさります。
甘みがあり、冷性の性質を持つ「ギー」。アーユルヴェーダでは体に熱感がある時はギーを勧めている
オイルでセルフケア
アーユルヴェーダでは、オイルマッサージを日課にすることを勧めています。暑いと感じる場合は、冷性の性質を持つオリーブオイルやココナツオイルでセルフケアを。逆に体に冷えを感じる際は温性の性質を持つゴマ油がお勧めです。
冷えや乾燥がある方は、鍋で100度まで熱して自然に冷ましたゴマ油を。湯煎で人肌程度に温め全身に塗ると肌がしっとりし、疲れによる凝りなどを軽減します。耳をオイルマッサージすることも試してみて。耳鳴りを緩和する効果が期待できますよ。肌に赤み、かゆみがある場合は使わず、中耳炎などの炎症がある場合、油が耳の中に入らないように気をつけましょう。
「鼻は脳の入り口」と考えられていて、指の先に少しゴマ油をつけ鼻の中に塗ると粘膜を保護し、乾燥を防ぎリラックス感が得られますよ。私は、企画の考案など頭を使う仕事が多い時や就寝前に活用しています。普段からアーユルヴェーダ的セルフケアを実践しましょう。
インフォメーション
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ヘナ(写真上・手前右)と3種類のハーブをブレンドして塗布することによって、髪や頭皮もすっきりし、潤う
申し込み・問い合わせ 電話=090-1946-9030
詳細はi-PLANAのHPで確認を。
https://i-plana.org/
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人
ご予約・お問い合わせ先
i-PLANA アイプラーナ
090-1946-9030
電話受付時間9時〜20時
▼オンラインショップは下記のURLから
https://r.qrqrq.com/313E0Du8
【これまでの記事】
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1935号 2024年09月05日紙面から掲載」