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2024年2月1日更新

喉の違和感を蜂蜜で緩和|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ −92−

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、「アーユルヴェーダ的な蜂蜜の活用法」です。

喉の違和感を蜂蜜で緩和

切り傷や擦り傷にも

知念さんが使っている蜂蜜(左上)やターメリック(手前左)など。混ぜてなめるのがおすすめという


ムーチービーサも過ぎ、春を待つばかりですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は以前、春になると喉がイガイガしたり、咳や鼻水、鼻詰まりに悩むことがよくありました。しかし、アーユルヴェーダに出合ってある食べ物をとるようになってからは、そのようなことが無くなりました。

その頼りになる食べ物が蜂蜜です。蜂蜜には殺菌作用があることは有名ですよね。アーユルヴェーダでは、春は「体の重だるさや呼吸器系の不快な症状が出やすくなる」と考えられています。その症状を緩和するために生の蜂蜜が勧められているのです。

天然の抗生物質と言われるスパイスのターメリックと少量の岩塩を蜂蜜で練ってのどあめのようになめたり、常温の水で溶いて飲んだり、うがいをするのもおすすめです(うがい後は飲まないよう注意を)。ただし、変化がない場合は専門医に診ていただきましょう。あくまでもホームレメディ(家庭治療法)の範囲でお試しください。


加熱せずに生で食べて

ほかにも、アーユルヴェーダでは「脂肪を削り取る」と古典書に記されているなど驚きの効能があります。おやつ代わりに蜂蜜をなめたり、水で溶いて蜂蜜水にして飲むとおいしいですよ。私はレモンやミントの葉を入れて講座の受講生の皆さんにお出ししますが、とても好評です。

また、外用としても面白い作用があります。切り傷や擦り傷ができたときに塗ると、治りを早めてくれるのです。私はヘナを教えるために美容師資格を取ろうと美容学校に通っていた頃、ハサミでよく指を切っていました。傷が深くなると練習が出来ないので、ポケットに蜂蜜を忍ばせ、塗りながら練習を再開していました。とても助かった思い出があります。

内服、外用とまるで薬のように使える蜂蜜ですが、加熱すると性質が変わり、体に不調をもたらすという研究結果があります。料理やお菓子の加熱調理の際には注意してくださいね。実はアーユルヴェーダでは、古代から蜂蜜の加熱を禁じていました。当時の智慧(ちえ)は本当に不思議ですね。その尊い智慧に守られていることに日々、感謝しております。


インフォメーション

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世界自然遺産に認定されたやんばるの大自然にふれ、真の自分を取り戻す1泊2日

開催日:2024年4月20日(土)、21日(日)
場 所:東村慶佐次「やんばるロハス」
定 員:7人(最少催行人数7人)
料 金:4万8000円(税込み)
内 容:起床から就寝まで、体質に合わせた瞑想、食事、ヨガ、やんばるの大自然を楽しむ。
・沖縄アーユルヴェーダミニ講座(ハーブ、スパイスの使い方、セルフケアオイル作りなど)
・20日昼食、夕食、21日朝食付き
・体質や体の症状に合わせたトリートメント1~2コース付き(アビヤンガ、シロダーラ、やんばる薬草やハーブ蒸し、ヘナなど)
・やんばるが舞台の、食と暮らしをテーマにした映画「ハッピーサンドウィッチ」の鑑賞。

申し込み・問い合わせ 電話090-1946-9030




株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人

スパパティヤ
ご予約・お問い合わせ先
098-964-1808
電話受付時間11時〜22時


【これまでの記事】
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1904号 2024年2月1日紙面から掲載」

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