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2023年3月16日更新

心臓の病気③ 高齢化で増加する心不全|身近な病気もっと知ろう 家族の医学手帳(106)

家族の健康が気がかりな「ほーむさん」が専門のドクターを訪ね、気になる病気について聞くこのコーナー。前回に続き、心臓の病気にスポットを当て、その専門医である、ひがハートクリニックの比嘉耕一院長に話を聞きます。3回目となる今回のテーマは心不全です。

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高血圧、肥満は心不全予備軍
心臓の病気③

 むくみ・息切れは危険なサイン 

Q1 心不全とは?

心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、命を縮める病気です。心筋梗塞、不整脈、心筋症、弁膜症といったさまざまな心疾患がたどり着く終末状態で、入院した方の約半数が5年以内で亡くなります。高血圧、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病が発症のリスクを高め、高齢になればなるほど罹(り)患(かん)率が高くなり、人口の減少に反して患者数が増えていることから、心不全パンデミックと呼ばれます。沖縄県でも高齢化とともに増えている病気です。

心筋梗塞や不整脈などで急激に心臓のポンプの働きが弱まり、短期間に悪化するのを急性心不全といいます。一方、心筋梗塞や不整脈、弁膜症、高血圧などが原因となり、一時的ではなく慢性的に心臓のポンプ機能が悪くなった状態が慢性心不全です。
 


Q2 どんな症状が起こるの?

坂道や階段で息切れし、さらに心不全が進行すると少し歩いただけで息切れを起こします。血液の流れが悪くなり、体全体に水がたまりやすくなって、むくみが起こり、すねや足の甲を指で押すとへこんだ痕が残るようになります。疲れやすい、手足が冷たい、体重増加、肺に水がたまって夜間に呼吸困難を起こすこともあります。ここ最近または数カ月で、こうした症状を感じたら、ぜひかかりつけ医または循環器科を受診しましょう。
 
 

Q3 進行を防ぐためには?

心不全には四つのステージがあります。ステージAは、心臓の構造に影響する心臓病はないけれど、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満といった生活習慣病がある段階。ステージBは、心筋梗塞、心肥大、心房細動などの不整脈がみられる段階で、突然死することもあります。ここまでは心不全の予備軍に当たります。ステージCは、息切れやむくみなど心不全の症状が出現した段階。急性増悪をくり返し、慢性心不全が悪化し、治療が難しくなった状態がステージDです。

ステージAなら、お薬に加え、運動、肥満予防、禁煙、減塩、節酒などで生活習慣を改善し、ステージBに進まないようにすること。ステージBやステージCなら生活習慣の改善と適切な治療を受け、次のステージに進まないようにすることが非常に重要です。


◇       ◇       ◇
 


比嘉耕一さん/ひがハートクリニック院長 日本循環器学会専門医
ひが・こういち/広島大学医学部卒。東京女子医大心臓血圧研究所、牧港中央病院などを経て2009年10月ひがハートクリニックを開院。日本循環器学会専門医。日本内科学会認定内科医。モットーは「患者さんの立場に立つ親身な治療」。


ひがハートクリニック
電話098-875-4810
浦添市港川2-23-2


文・堀基子(ライター)
『週刊ほ〜むぷらざ』 家庭の医学手帳<106>
第1858号 2023年3月16日掲載

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