世界をインスパイアするイラブチャー|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

COLUMN

翁長響子

2016年8月29日更新

世界をインスパイアするイラブチャー

美とファッションの街「ロンドン」で腕を磨き、地元沖縄で美容室を経営する美容師・翁長響子さんがつづる「美」のコラムです。私のインスピレーションvol.01

今年に入って急にイギリス時代に仕事で関わった人たちが沖縄へ遊びに来る機会が多い。数あるリゾート地の中から沖縄を選んではるばるやって来てくれる。職業は皆私と同じ美容師さん。彼らを通し、たくさんの外国の風を感じることができる。

今回は2組目にお迎えしたゲストのお話。

4人家族の彼らは夫婦そろって美容師さん。フランス人の旦那さんは、ロンドンのAVEDA直営店でアートディレクターをされている。
日本人の奥さまと私はかつて一緒に働いていた。その2人のかわいい双子ちゃんは、英語、日本語、フランス語のトライリンガル。ロンドンの日本人学校にも通っていて、布袋寅泰さん今井美樹さん夫婦のお子さんや、葉加瀬太郎さんのお子さんも一緒に通っているそう。
聞くところによると、布袋さん夫婦は気さくなとってもすてきな夫婦で登下校の交通整理も嫌な顔ひとつせず参加するそう。誘導棒を振るロックの大御所を想像すると、やはりロンドンの面白さをひしひしと感じることができる。
4人をお連れしたのは宜野湾市にある、沖縄料理のお店 “あしび島”。古ぼけた赤瓦とどっしりとした石のヒンプン、ずらっと並ぶオリオンビールのちょうちんがしめった空気とともに沖縄の夜を演出してくれる。
 


おいしい沖縄料理とともにオリオンビールで乾杯をし、沖縄旅行の話や昔の友人知人の近況などおしゃべりはやまなかった。そんな中、旦那さんが一言「SASHIMIが食べたい」ということで、本日のオススメにあったイラブチャーのお造りを頼んだ。
イラブチャーはブダイの総称でお造りになると歯ごたえのある白身のお魚だ。さっそく食べてもらうと、「おいしい!!」とても気に入ってくれた。「このお魚はどんなお魚なの?」と聞くので、写真を出して見せてみると、身を乗り出して

 

「この色!この色!!」「今ロンドンでこういうヘアカラーがとってもトレンドなんだ!」「Absolutely beautiful!!」
時として第三者の眼は、私をハッとさせる。あまりに日常の中に溶け込んでいて、そこから美しさを見いだすことを忘れてしまいがちだ。
イラブチャーを見て、この色カッコイイ!!なんて思ったこと無かったが、視点を変えてみると確かに色合いが絶妙だ。自然の織り成す青や緑、ターコイズのグラデーションは素晴らしい。
色、形、質感や構想、生活のどこに”カッコイイ”が潜んでいるかわからない。後日早速私も”カッコイイ”を探しにいゆまちへ。
私が見つけた”カッコイイ”はコチラ。



シルバー、ダークパープル、レモンイエローの織り成すカラーパレットはシンプルだがエッジが効いている。お洋服に取り入れようか、アクセサリーかメークか考えると心が弾む。
海外のトレンドが日本の街にやってくるのはおよそ1年後。果たして来年ここ沖縄にもイラブチャーカラーはやってくるのであろうか。ちなみに私はフロント部分をイラブチャーカラーに。
 


これからも街で見つけた私のインスピレーションをシェアさせていただきます。


翁長響子さんのコラム
・vol.04 美容師のファッション​
・vol.03 PASSPORT CONTROL
・vol.02 suitscase
・vol.01 世界をインスパイアするイラブチャー

翁長響子

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

キュレーター
翁長響子

これまでに書いた記事:4

宜野湾市出身 美容師
20歳の時、単身イギリス、ロンドンへ渡る。
ロンドンで美容師資格を取得。現地の有名サロンで10年の経験を積む。
サロンワークのみならずLONDON FASHION WEEKのバックステージを12シーズン務める。雑誌の撮影や賞の受賞、入賞も経験。
30歳で帰国。
その後、宜野湾市真志喜で KOS HAIRDRESSING をオープン。

TOPへ戻る