世界一のおしゃれって?!|SAPEUR(サプール)写真展|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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彩職賢美|沖縄の輝く女性にインタビュー

COLUMN

ぎだちゃん

2016年8月12日更新

世界一のおしゃれって?!|SAPEUR(サプール)写真展

アフリカ大陸コンゴ共和国にいるおしゃれな紳士の集団

サプールってなに?

アフリカのコンゴ共和国で生まれたおしゃれ集団。

「エレガントに他人を尊重し、非暴力をつらぬくこと」を定義とし、1920年頃から継承されている生き方であり、文化の一つ。

 

写真展オープニングパーティに登場したサプールのみなさん


サップ(サペー)「SAPE」とは「Socie'te' des Ambianceurs et des Personnes E'el'gantes(おしゃれなで優雅な紳士協会という意味)」の頭文字を取った造語。

サップを楽しむ人たちをサプール「SAPEUR」と呼びます。

コンゴ共和国は、1880年から1960年までフランスの植民地支配下にあり、そのときにフランス人の着ていたスタイリッシュで清潔感のある盛装にふれました。
そこに独自の色彩感覚と感性で、彼らなりの解釈を加えたものが、今の彼らのベースとなったそうです。

 

支配や権力の狭間で

金、ダイアモンド、レアメタルなど、鉱物が豊かなコンゴ。
多くの注目を浴び、すでに話しましたが、植民地となった歴史も。

独立後には多国籍企業などの多くの勢力が入り込み、新たな搾取から生まれた貧しさや、
政治的にも混乱から近隣諸国にもまたがる民族同士の内戦に。

600万人を超える犠牲者が出たとも言われています。
(参考までに、沖縄の県民は約130万人)

 

手前のピンクのスーツに身を包むのはゼブラン・ムィエンゴさん(60歳)


想像を絶する内戦の最中、サプールの1人であるゼブラン・ムィエンゴさん(60歳)=写真手前=は、大切な洋服を戦火から守るために、庭に深さ2㍍の穴を掘り、大切な衣装を埋めたと言います。

「すぐに戻れる」と思っていたが、自宅に戻ることができたのは、なんと1年後のこと。
服はボロボロに朽ち、着ることができない状態に…。

「戦争は何も生まず、大切なものを失うだけ」

それでもまた服を買い、サプールとして生きることを辞めませんでした。

「おしゃれな生き方」という言葉の後ろには、その言葉におさまらない彼らの思いがあり、そのメッセージが今、多くの日本人に届いています。

 

 

 

プラザハウスで写真展開催


今回は沖縄県沖縄市にあるプラザハウスショッピングセンターが、創業62周年記念事業として開催されます。

「写真展 -THE SAPEUR(サプール)- 撮影|茶野邦雄」
コンゴ 灼熱の国から南に島へのメッセージ

 

 


サプールの服装はもちろん、彼らの体現するメッセージに目を向け、耳を傾けてみては。

開催期間は、
2016年7月23日(土)~8月31日(水)

プラザハウスショッピングセンターフェアモール3階にある「ライカムアンソロジー」にて。

写真展のオープニングパーティにあらわれた特別ゲスト 山本寛斎さん

 

写真家 茶野邦雄さん




決して無関係じゃない

サプールの一人一人の色鮮やかなスーツや一つ一つの装飾品は、彼らの数か月分の生活費に当たります。分割して何年もかけてローンで支払うことも。
そんな超高級品を購入して、おしゃれな服を着て生きることは、彼らの置かれた状況で「平和」を創出していく彼らなりの方法の一つなのでした。

アフリカで起きている貧困や資源不足は、私たち日本や先進国と呼ばれている国の経済活動が起こした人災だ、と思っています。

私たちは、ケータイ電話やパソコンの消費も激しく、使われるレアメタルも、ラッピングに使う紙の原料も、アフリカの肥沃な大地が生んだ資源を当たり前のように消費し、捨てています。
もちろん、リサイクルなども進めていますが、問題の根本はもっと根が深いかなと。

彼らのメッセージを受けて、
自分の生活の足元にあるこの状況を生んだものや内包し続ける矛盾を見つめ続けて、ここでできることを行動にしていきたいな、と個人的に思っています。
 

ぎだちゃん

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