ぎだちゃん
2017年3月31日更新
南国でも感じる季節の変化2「沖縄の春、イペーの花」
桜は2月に終わり、本土との季節の訪れ方は違う。内地で桜の花を見ると「春だな〜」と感じるように、沖縄にもこの季節を教えてくれる風物詩がある。それは「イペー」の木。今、美しく咲いています。
イペーの木
よく沖縄には四季がないなどと言われるが、そんなことはありません。
住んでみて思うこととして、本土のように明確な季節分けでは無いけれど、季節の移ろいを教えてくれる自然と生活の距離が近いと感じています。
日差しの強さや風、雲、気温、湿度...。四季の変化を感じる要因はさまざまですが、中でも「この季節にしか咲かない花」はいろいろな思い出とともに春の訪れを教えてくれます。
イペーの花、咲くかな
卒業式や入学式が近づくと、こんな会話をよく耳にします。
「イペーの花、咲くかな」
記念写真に写り込む、黄色い花が思い出させることと言えば、
旅立ちや別れ、新しいスタートに対する期待と不安。そして、希望。
なんとも甘酸っぱい感覚だったりしますよね。
自分にも、そんな記憶があります。
とはいえ、今は大人になっていますから、だんだんと甘酸っぱい感覚は薄れていくのですが...。
それでも、このイペーの花を見ると思い出すことがあります。
原付バイクで転んだこと、中型免許を取得して2人乗りして好きな子と初めてでかけたのも、この季節でした(笑)。
イペーの花は、花びらが薄く、透き通るような明るい黄色。
とてもキレイなのですが、花が咲く時には、まだ葉の新芽はありません。
枝と花だけなので可憐な印象で、見方によっては少し物寂しくも感じるんです。
数えてみれば、沖縄に来て14回目の春でした。
ずいぶんと時間が経ったんですね。
その時間分、成長して大人になれたのでしょうか。
ふと、いろんな人に手紙を出したくなって、きれいな青空色の便せんと封筒を買ってみました。
といっても、もう書き送る人は、決まっているんですが・・・。
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