金城真知子
2025年2月27日更新
「私がちょっと頑張れば」を手放すと、心が軽くなる|金城真知子さんのコラム
3人の子育てワーキングママ金城真知子が「ホッとする沖縄時間vol.99」を綴ります。
毎日、仕事や家庭でたくさんのことをこなしていると、
「私がちょっと頑張れば…」って、つい引き受けて無理しちゃう事ありませんか?
そんな事を言っている私自身、
誰かに頼るのが苦手で、1人で抱え込んでしまうタイプなんです。
その結果どうなるかというと…やることが増えて、時間がどんどん足りなくなって、イライラ、モヤモヤが溜まっちゃうんですよね。
そして、ストレスや怒りの矛先がどこに向くかというと、
身近な人。私の場合は特に子どもたちと自分自身でした。
(どうして、こんな小さな事に怒っちゃったんだろうと自己嫌悪して、また落ち込むという負のループが繰り返されていました)
そんな時に読んだ、
心理療法家・矢野惣一さんの『怒っていい?』という本がヒントになったので、
今日のコラムでは「私が、あとちょっと頑張れば」と思って、心に余裕がなくなり、無意識のうちにストレスが溜まっていた私の苦い経験談をご紹介します。
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私の場合「絶対に許せない!」って憤りを感じる程の大きな怒りはありませんが、
「この程度の事、どうしてやってくれないの?」
「なんでいつも私ばっかり、やってるんだろー」
小さな不満を溜め込んでしまう事がよくあるんです。
相手に言えない理由は
「相手を傷つけたくない」「関係を悪くしたくない」という思い。
でも実際は、怒りを抑え過ぎると、知らず知らずのうちにストレスが溜まって、
自分を責めたり、別のところで爆発したりしちゃうんです。
私の場合、仕事では小さな怒りを出せず
「まあいいか、自分が頑張ればいいし」と流すけど、
モヤモヤのストレスは残ったまま。
家庭では、朝の支度が遅い子どもや、学校に行けない子どもにイライラしたり、
自分で決めたタスクが終わらない事にもイライラしていました。
厄介なのが、「怒り」が溜まってると気づいていない事。
だから
仕事に関わるコミュニティー内では、ボランティアにも立候補して、
仕事の後も
「あっ、夜は仕事がないので、オンラインの幹事役、引き受けてもいいですよー」ってボランディア幹事を引き受けてしまって、家族にしわ寄せが…
それでも「周りの人も忙しそうだし、私がちょっと頑張れば…」って考えで、
誰かに頼る事ができなかったんですよね。
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『怒っていい?』の本の中で、驚いたのが
「たまには他人のせいにしてみてください」という言葉でした。
「ええええーーーーーー、他人のせいにしていいんですか?」
他責思考は良くないって思っていた私には衝撃的だったんです。
本の中では、
ナインティナイン岡村さんが2010年頃、体調不良で休業から復帰に至ったインタビュー事例を出しながら
「スベったのは、俺1人のせいやない」
ギャグがスベったのは相方のせいでもある。ウケない台本を書いた構成作家のせいでもある、スベった場面をカットしなかった編集も悪い…。そう考えるようになったら、楽になったそうです。
岡村さんは、自分にばかり向いていた怒りの矛先を、他人に向け直すことで、心と身体を回復させる事ができたと書いてありました。
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責任感が強く自分自身に厳しい人は、
怒りが自分自身に向いて、自分ばかり傷つけてしまいがちです。
他人のせいにする事は、いけない事のように思われますが、人に頼れない人が
「この件は、私にはどうしようもない、あなたにお任せします」と、
ようやく「人に頼ることが出来るようになる」瞬間でもある…
本を読みながら、涙が止まりませんでした。
「なんで私ばっかり」という気持ち。
「本当は頼りたいのに、頼り方が分からない」から生まれているのかもしれません。
実際、家族へのイライラの根本は、
キャパオーバーなのに「周りを頼れない」という事だったからです。
でも、いきなり「人に頼ろう!」と思っても、
どうやって、人に頼っていけばいいのか分からないのが正直な所。
今度はオープンAIに聞いてみました(笑)
教えてくれたのは、こんな方法でしたよ!
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「頼み方を小さく分解すること」がオススメです
例えば、
・「掃除して」ではなく、「テーブルだけ拭いてくれる?」
・「会議の準備お願い!」ではなく、「この資料のチェックだけお願い」
など、頼みごとを具体的に小さくすると相手も動きやすい。
「私がやったほうが早い」っていう所から、
「これだけお願いできる?」に変えると、
頼るハードルがぐっと下がるからオススメですよ!
確かに〜!!
小さなお願い事なら相手への負担も小さいし、もし断られても痛みは少なそう!
頼りベタな私たちは「断られた時の痛み」まで想像しちゃうから
「この程度の事なら、断られてもいいやー」ってくらいの小さなお願いにする方が
軽くお願いできそうです!(さすがAI)
頼ることは、相手に成長のチャンスを与えることでもある。
ボランティアの幹事役も「やっぱり私、できません」って正直に話したら、
その日のうちに別の方が立候補してくれてスムーズに事が進んでいきました!!
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自分1人で頑張るのは限界があります。
頭では分かっているけど、なかなか頼る事ができない時は
役割をシェアすることで相手が成長する機会になるんだ!!と言い聞かせてみる。
実際、イライラも減るから、関係もよくなりますもんね。
私のような「頼るのが苦手」な皆さーん、
まずは、一緒に、小さなお願い事から始めてみませんか?
「私がちょっと頑張れば…」って、つい引き受けて無理しちゃう事ありませんか?
そんな事を言っている私自身、
誰かに頼るのが苦手で、1人で抱え込んでしまうタイプなんです。
その結果どうなるかというと…やることが増えて、時間がどんどん足りなくなって、イライラ、モヤモヤが溜まっちゃうんですよね。
そして、ストレスや怒りの矛先がどこに向くかというと、
身近な人。私の場合は特に子どもたちと自分自身でした。
(どうして、こんな小さな事に怒っちゃったんだろうと自己嫌悪して、また落ち込むという負のループが繰り返されていました)
そんな時に読んだ、
心理療法家・矢野惣一さんの『怒っていい?』という本がヒントになったので、
今日のコラムでは「私が、あとちょっと頑張れば」と思って、心に余裕がなくなり、無意識のうちにストレスが溜まっていた私の苦い経験談をご紹介します。
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〜〜「怒れない」の正体は? 〜〜
私の場合「絶対に許せない!」って憤りを感じる程の大きな怒りはありませんが、
「この程度の事、どうしてやってくれないの?」
「なんでいつも私ばっかり、やってるんだろー」
小さな不満を溜め込んでしまう事がよくあるんです。
相手に言えない理由は
「相手を傷つけたくない」「関係を悪くしたくない」という思い。
でも実際は、怒りを抑え過ぎると、知らず知らずのうちにストレスが溜まって、
自分を責めたり、別のところで爆発したりしちゃうんです。
私の場合、仕事では小さな怒りを出せず
「まあいいか、自分が頑張ればいいし」と流すけど、
モヤモヤのストレスは残ったまま。
家庭では、朝の支度が遅い子どもや、学校に行けない子どもにイライラしたり、
自分で決めたタスクが終わらない事にもイライラしていました。
厄介なのが、「怒り」が溜まってると気づいていない事。
だから
仕事に関わるコミュニティー内では、ボランティアにも立候補して、
仕事の後も
「あっ、夜は仕事がないので、オンラインの幹事役、引き受けてもいいですよー」ってボランディア幹事を引き受けてしまって、家族にしわ寄せが…
それでも「周りの人も忙しそうだし、私がちょっと頑張れば…」って考えで、
誰かに頼る事ができなかったんですよね。
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〜〜「たまには他人のせいにしてみて!?」〜〜
『怒っていい?』の本の中で、驚いたのが
「たまには他人のせいにしてみてください」という言葉でした。
「ええええーーーーーー、他人のせいにしていいんですか?」
他責思考は良くないって思っていた私には衝撃的だったんです。
本の中では、
ナインティナイン岡村さんが2010年頃、体調不良で休業から復帰に至ったインタビュー事例を出しながら
「スベったのは、俺1人のせいやない」
ギャグがスベったのは相方のせいでもある。ウケない台本を書いた構成作家のせいでもある、スベった場面をカットしなかった編集も悪い…。そう考えるようになったら、楽になったそうです。
岡村さんは、自分にばかり向いていた怒りの矛先を、他人に向け直すことで、心と身体を回復させる事ができたと書いてありました。
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責任感が強く自分自身に厳しい人は、
怒りが自分自身に向いて、自分ばかり傷つけてしまいがちです。
他人のせいにする事は、いけない事のように思われますが、人に頼れない人が
「この件は、私にはどうしようもない、あなたにお任せします」と、
ようやく「人に頼ることが出来るようになる」瞬間でもある…
本を読みながら、涙が止まりませんでした。
〜〜「頼る」ことが、怒りを軽くする? 〜〜
「なんで私ばっかり」という気持ち。
「本当は頼りたいのに、頼り方が分からない」から生まれているのかもしれません。
実際、家族へのイライラの根本は、
キャパオーバーなのに「周りを頼れない」という事だったからです。
でも、いきなり「人に頼ろう!」と思っても、
どうやって、人に頼っていけばいいのか分からないのが正直な所。
今度はオープンAIに聞いてみました(笑)
教えてくれたのは、こんな方法でしたよ!
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〜〜 頼るのが苦手な人におすすめの「小さなお願い」〜〜
「頼み方を小さく分解すること」がオススメです
例えば、
・「掃除して」ではなく、「テーブルだけ拭いてくれる?」
・「会議の準備お願い!」ではなく、「この資料のチェックだけお願い」
など、頼みごとを具体的に小さくすると相手も動きやすい。
「私がやったほうが早い」っていう所から、
「これだけお願いできる?」に変えると、
頼るハードルがぐっと下がるからオススメですよ!
確かに〜!!
小さなお願い事なら相手への負担も小さいし、もし断られても痛みは少なそう!
頼りベタな私たちは「断られた時の痛み」まで想像しちゃうから
「この程度の事なら、断られてもいいやー」ってくらいの小さなお願いにする方が
軽くお願いできそうです!(さすがAI)
〜〜「私がやらなきゃ」を手放してみる 〜〜
頼ることは、相手に成長のチャンスを与えることでもある。
ボランティアの幹事役も「やっぱり私、できません」って正直に話したら、
その日のうちに別の方が立候補してくれてスムーズに事が進んでいきました!!
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自分1人で頑張るのは限界があります。
頭では分かっているけど、なかなか頼る事ができない時は
役割をシェアすることで相手が成長する機会になるんだ!!と言い聞かせてみる。
実際、イライラも減るから、関係もよくなりますもんね。
私のような「頼るのが苦手」な皆さーん、
まずは、一緒に、小さなお願い事から始めてみませんか?
この記事のキュレーター
- キュレーター
- 金城真知子
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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。