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2020年6月25日更新
脱大食い! 胃袋ダイエット|健康チャレンジ!(3)
医師の安谷屋徳章さんが、糖質コントロールによる健康法を紹介します。
執筆:安谷屋徳章さん
太る原因として大きなものは「大食い」ですよね。
食べ過ぎてもたくさん運動すればいいと言う人もいると思いますが、どんなことでも「過ぎる」ことはよくありません。
では、どうして大食いになってしまうのでしょうか? まず、大食いは満腹になるまでの食事量が多いことから起こります。実は、満腹になるまでの食事量を多くする習慣を知らず知らずのうちに実践しているために、大食いになるのです。
みなさんは丼いっぱいのステーキやチーズや豆腐を食べきれるでしょうか。なかなか食べきれないと思います。しかし、丼いっぱいのお米やパン、サラダやそばやうどんなら食べきれるでしょう。
このように食べものには多く食べられるものとそうでないものがあります。ダイエット目的で、サラダを多く食べて胃袋を大きくしてしまっている人がとても多いです。
胃袋を広げることを繰り返していると大食いになっていきます。
満腹になるまでの食事量が増えているので、空腹感に悩まされ、ストレスがたまるという悪循環に陥るのです。
たくさん食べきれないタンパク質の食材(肉や魚、豆腐、チーズなど)を積極的に選んで胃袋を小さくする、これが「胃袋ダイエット」です。
あだにや・のりあき。糖尿病や生活習慣病の改善を専門とするゆいゆい内科クリニック院長。自身も糖質コントロールで20キロ痩せた。著書に「沖縄の医師が教える糖質コントロール健康法」など
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毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1716号 2020年6月25日紙面から掲載」