企業紹介
2016年5月5日更新
発信!沖縄の魅力 未来をつくる企業「琉宮城」
沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.106
食事や絶景も広くPR
チョウが舞う楽園づくり
琉宮城
取締役部長 榎本満さん
本部町の海洋博公園に向かう左手にある「琉宮城」。赤瓦屋根と大きなイラストが描かれた白い塀の建物だ。取締役部長の榎本満さん(58)は「南西諸島が繁殖の北限とされる日本最大級のオオゴマダラが舞う蝶々園(ちょうちょうえん)を楽しみながら、食事も満喫してほしい」とPRする。
Q.施設の特徴は
A.なんといってもオオゴマダラが500羽ほど飛んでいる蝶々園。年間を通じて40種近くが見られ、南国の雰囲気を演出してくれます。人工でふ化させていますが、えさになる食草のホウライカガミを育てて環境を整え、年中、来場者の皆さまに楽しんでもらえるように取り組んでいます。オオゴマダラはサナギは黄金色で特徴的です。私自身もオオゴマダラや黄金色のサナギを見て癒やされます。
園内は亜熱帯の植物に囲まれ、水納島や伊江島を見渡せる絶景も格別です。さらに、沖縄の食材を使った長寿琉飯は、オープン以来、20年以上親しまれる人気メニューとなっています。薬草10種を使ったスープは、おいしくて体にいいと評判です。
Q.接客で大切にしていることは
A.観光客が中心ですが、「遊びに来る場所」として第一に心がけているのは、明るく楽しい雰囲気づくり。施設のコンセプトも「健康と長寿」ですので、心から健康になってもらうための雰囲気にしています。
社是である「沖縄のチムジュラサ文化を誇りに思い、お客さまに伝えるため、一生懸命に励む」ことをスタッフ全員で共有し、接客につなげています。
最近では外国からのお客さまも増えていますので、朝礼では簡単な日常会話ができるような外国語レッスンも取り入れたりしています。韓国語、中国語、英語など、少しずつ練習しています。
Q.今後の目標は
A.以前は団体客がメーンでしたが、今は7割近くが個人でレンタカーを使ったお客さま。時間にゆとりがある方が多いので、それに合わせたプログラムを考え、内容を充実させたいと思います。
そして、地元の皆さまにも気軽に足を運んでもらえるような施設にしたいです。そのために、近隣の観光施設との連携を図ることも大切にしています。例えば沖縄美ら海水族館のチケットを販売し、ミニクリアファイルと水族館のポストカード付きの特典も取り扱っています。ゴールデンウイークから夏休みに向けてさまざまなイベントも企画しているので、ぜひ来てください。
オリジナル商品の海底酒も人気商品のひとつ。スタッフとの会話も弾む榎本さん(右)/写真
薬膳「長寿琉飯」が好評
2階のレストランで食べることができる薬膳料理の「長寿琉飯」。ごはんにパパイアやニンジンなどのトッピングを乗せ、薬草10種を使ったスープをかけて食べる。料金は1000円(税別)。そのほか、沖縄料理を中心に提供している。
琉宮城
電話:0980-48-3456
http://www.ryugujo.net/
<過去の記事>
発信!沖縄の魅力 ー未来をつくる企業ー
『週刊ほーむぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<106>
第1503号 2016年5月5日掲載