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2016年4月14日更新

発信!沖縄の魅力 未来をつくる企業「寿味屋食品(株)」

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.103

地産地消で地域に貢献

読谷産の今魚をカマボコに



寿味屋食品(株)販売店舗総支配人
新垣 裕正さん


読谷村都屋にある寿味屋食品(株)。約30年にわたり、行事には欠かせない赤カマボコやおなじみの揚げたカマボコ「チキアギ」などを作っている。商品は県内スーパーで販売。恩納村と宜野湾市に直売所も開設。販路の拡大を続ける。同社の販売店舗総支配人の新垣裕正さん(55)は、板前として30年働いた経験を生かし、店頭での調理から商品開発、スタッフの指導まで担う。新垣さんは「カマボコを通して地域に貢献できるようもっとおいしいカマボコを作りたい」と、意欲あふれる笑顔を見せた。



Q.商品について教えてください。
A.私たちが提供するのは「地産池消のカマボコ」です。商品の特徴はすり身の一部に地元、読谷村都屋の漁港に水揚げされた「今魚」を使うことですね。主にダツやミジュンなど、通常は市場には流通しません。そのため、大漁に水揚げされても使い道がなく、地元の漁師たちを悩ませてきました。

そこで、これらの魚をすり身にして商品に混ぜたカマボコを開発。うま味が加わり、香りも格段に良くなりました。食感も良く、カマボコ作りに適した魚だったのです。以後、今魚入りのカマボコがメーン商品となりました。地元の食材を使うことは地域への貢献にもなります。なにより新鮮な食材でよりおいしい商品を提供できるのです。

カマボコのベースとなるすり身は、漁港に隣接する工場で加工。県内のスーパーで販売するカマボコに製造されるほか、恩納村の道の駅内や宜野湾市にある販売店舗でも調理。ここではすり身に地元産の季節の野菜やチーズなどを加え、店頭で揚げます。商品は30種類以上。揚げたてはお客さまにも好評です。


Q.気を付けていることは?
A.「安全と品質の管理」です。お客さまの口に入るものを製造しているため、当たり前かもしれませんが、これを徹底する。これは食品製造業社の責務ですね。スタッフにも厳しく指導します。

作業ルートの改善や手洗いや食品の過熱方法、消毒などについてレクチャーしてきました。菌の特徴と対処法についてもスタッフと学んでいます。徹底した管理をすることで、消費者が安心して食べられるカマボコが提供できるのです。

Q.今後の目標は?
A.恩納村や宜野湾市にあるような店舗を増やすことです。旬の食材や地場のものを積極的に取り入れ、商品に更なるバリエーションを持たせたい。県外への発送やお土産用にもできるようにし、読谷の味を全国に広めたいですね。





宜野湾市の店舗で笑顔で接客する新垣さん(右)。かまぼこのほかにも沖縄そばや天ぷらも/写真



 

揚げたてを販売

寿味屋食品(株)では直接商品を購入できる店舗を展開中。旬の食材を使ったカマボコが購入できる




 

ぎのわんゆいマルシェ店
宜野湾市大山7-1350-81
10時〜19時、旧盆ウークイ、正月定休。
電話:070-5536-8603

おんなの駅店
恩納村仲泊1656-9
10時~19時、年中無休。
電話:070-5536-8579

http://www.sumiya-kamaboko.com/
 
<過去の記事>
発信!沖縄の魅力 ー未来をつくる企業ー
『週刊ほーむぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<103>
第1500号 2016年4月14日掲載

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