特集
2016年9月15日更新
[特集]ネコと築くいい関係。
ネコって不思議な動物だ。いつもマイペースなくせに、なぜかホッとさせてくれる。そんなネコについて。
特集「ネコと築くいい関係」
仲村清司さん
那覇市に住む作家の仲村清司さん(58)は、「僕にとっては妻同様の存在」という愛猫の「向田(むこうだ)さん」と、6年前から共に生活している。週に3回ほど、市内の路地を散策する。デイパックを抱え、その中から頭だけを出した向田さんと一緒に公園や路地、商店街などを歩く。散策しながら街中で生活するネコたちと触れ合うことが、習慣になっている大のネコ好きだ。
「一見、人に興味のないそぶりをみせ、適度な距離を保っているが、ここぞという時にスルリと懐に入ってくる。その程よい距離感に魅力を感じる」
県外出張の際は、空いた時間を利用して、街中を散策しながらネコを観察してきたという仲村さん。これまでに東京や京都、長崎など街中のネコを見てきて気付いた点があったという。
「沖縄のネコは暑い地域に共通して見られる身体構造がある。耳が大きく尻尾が長いネコが多い。これは、体表面積を大きくして放熱効果を高め、体の熱を体外へ逃がすためと考えられる」と仲村さん。長毛系、シャム系、ヒマラヤン系など外来種の野良ネコが多いのも特徴とも。
散策コースを歩いて出合うネコたちに対しては、「ノラ・ムーチョ」「牧志節子」などと自分で名付け、その名前を呼び、触れ合うように。今では仲村さんを見ると、ネコたちから寄ってくるほど懐いているそうだ。
仕事柄、物事に対し深堀りする性格が影響したのか、精神的な苦痛から何もやる気がおきない時期もあった。その時、心の支えになったのが愛猫の存在だ。「僕が面倒を見なければ、向田さんは生きていけない。放ってはおけないと気力を奮い立たせてくれました」。仲村さんが寝込んだ時には、あれこれ催促することもなく、ただ隣に寄り添ってくれたという。
「これからもずっと一緒」と、仲村さんと愛猫との絆は日に日に、強くなっている。
仲村清司さんと愛猫の向田さん
価格/1,100円(税別)県内書店で発売中
仲村さんと愛猫・向田さんの出合いから、うつ病再発、どん底から再生していく様を描いたコミックエッセー「猫力 うつな僕を救ってくれた猫」が発売中。
[PAGE]
★程よい距離でいつも側に[仲村清司さんと向田さん]
9月20日(火)から動物愛護週間。今週はペットの中でも人気のネコに注目! 愛猫や街中のネコとの触れ合いを楽しむ作家の仲村清司さんに話を聞いた。
★捨てネコに里親を
ネコブームの裏側で、路頭に迷う捨てネコを保護するボランティア団体の取り組みなども紹介する。
★室内飼いで健康、長生き
愛猫に健康で長生きしてほしい! 飼い主が気を付けるべきことは何だろう。獣医師の柳原正史さん(動物病院22時)は、「病気やケガのリスクが少ない室内で飼い、飲み水や食事に配慮してください」とアドバイスする。
★安心できるトイレに
人気のネコグッズやネコと触れ合えるネコカフェも紹介する。
撮影協力/猫まるカフェokinawa
『週刊ほーむぷらざ』特集 ネコと築くいい関係・第1522号 2016年9月15日掲載
程よい距離でいつも側に
9月20日(火)から動物愛護週間。今週はペットの中でも人気のネコに注目! 愛猫や街中のネコとの触れ合いを楽しむ作家の仲村清司さんに話を聞いた。
仲村清司さん
那覇市に住む作家の仲村清司さん(58)は、「僕にとっては妻同様の存在」という愛猫の「向田(むこうだ)さん」と、6年前から共に生活している。週に3回ほど、市内の路地を散策する。デイパックを抱え、その中から頭だけを出した向田さんと一緒に公園や路地、商店街などを歩く。散策しながら街中で生活するネコたちと触れ合うことが、習慣になっている大のネコ好きだ。
「一見、人に興味のないそぶりをみせ、適度な距離を保っているが、ここぞという時にスルリと懐に入ってくる。その程よい距離感に魅力を感じる」
県外出張の際は、空いた時間を利用して、街中を散策しながらネコを観察してきたという仲村さん。これまでに東京や京都、長崎など街中のネコを見てきて気付いた点があったという。
「沖縄のネコは暑い地域に共通して見られる身体構造がある。耳が大きく尻尾が長いネコが多い。これは、体表面積を大きくして放熱効果を高め、体の熱を体外へ逃がすためと考えられる」と仲村さん。長毛系、シャム系、ヒマラヤン系など外来種の野良ネコが多いのも特徴とも。
散策コースを歩いて出合うネコたちに対しては、「ノラ・ムーチョ」「牧志節子」などと自分で名付け、その名前を呼び、触れ合うように。今では仲村さんを見ると、ネコたちから寄ってくるほど懐いているそうだ。
仕事柄、物事に対し深堀りする性格が影響したのか、精神的な苦痛から何もやる気がおきない時期もあった。その時、心の支えになったのが愛猫の存在だ。「僕が面倒を見なければ、向田さんは生きていけない。放ってはおけないと気力を奮い立たせてくれました」。仲村さんが寝込んだ時には、あれこれ催促することもなく、ただ隣に寄り添ってくれたという。
「これからもずっと一緒」と、仲村さんと愛猫との絆は日に日に、強くなっている。
仲村清司さんと愛猫の向田さん
価格/1,100円(税別)県内書店で発売中
仲村さんと愛猫・向田さんの出合いから、うつ病再発、どん底から再生していく様を描いたコミックエッセー「猫力 うつな僕を救ってくれた猫」が発売中。
[PAGE]
★程よい距離でいつも側に[仲村清司さんと向田さん]
9月20日(火)から動物愛護週間。今週はペットの中でも人気のネコに注目! 愛猫や街中のネコとの触れ合いを楽しむ作家の仲村清司さんに話を聞いた。
★捨てネコに里親を
ネコブームの裏側で、路頭に迷う捨てネコを保護するボランティア団体の取り組みなども紹介する。
★室内飼いで健康、長生き
愛猫に健康で長生きしてほしい! 飼い主が気を付けるべきことは何だろう。獣医師の柳原正史さん(動物病院22時)は、「病気やケガのリスクが少ない室内で飼い、飲み水や食事に配慮してください」とアドバイスする。
★安心できるトイレに
人気のネコグッズやネコと触れ合えるネコカフェも紹介する。
撮影協力/猫まるカフェokinawa
『週刊ほーむぷらざ』特集 ネコと築くいい関係・第1522号 2016年9月15日掲載
この記事のキュレーター
- スタッフ
- 安里則哉
これまでに書いた記事:816
編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。