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2024年1月4日更新

人と情報につながろう|知識を得るのも介護力!|つらくない介護を(5)

介護が必要な人も、介護をする人も「つらくない介護」を選択するために、当事者や介護を支える人々に話を聞くコーナー。今回は自身の介護経験をもとに、介護者のためのトーク会や講座などを開いている「ワクワク介護叶(かな)え隊」の2人に話を聞いた。

人と情報につながろう
知識を得るのも介護力!




育児も重なり トリプルケアで疲弊

仲村希美子さん/「エステ&スクールkokosia」代表。エステ歴15年。介護美容歴7年。エステティシャンとしての技術、知識、接遇、ビジネス力やコンサル業の指導も行う


介護の知識が心身の余裕につながる

翁長久仁子さん/「ライフケア楽笑」代表。介護福祉士、介護支援専門員などを経て、介護美容セラピストに。施設や高齢者の自宅を訪問し、美容で癒やしの時間を提供


―活動のきっかけと内容は?

仲村
 「ワクワク介護叶え隊」は「介護が必要な人も介護をする人も笑顔になれる社会をつくりたい」と意気投合した3人の介護美容セラピストで結成しました。介護美容セラピストとは、高齢者の顔や手に優しく触れてコミュニケーションをとりながら、心身をケアする資格を持った専門家です。

私は約3年前、父の介護をきっかけに介護サポートを得ること、人と情報につながることの大切さを痛感しました。悩みを話せて介護者が自分自身を大切にして癒やされること、介護者同士がつながって情報を得ることがすごく大事だと思いました。その場を提供したいと、トーク会や講習会などを開いています。

翁長 仲村さんの呼び掛けに私もすぐ賛同しました。私は介護業界で20年の経験を重ね、父親を介護してみとった経験もあるので、介護をする家族と職員、両方の気持ちがよく分かります。

介護の悩みを相談したくても行政支援の窓口は話しにくいという人が多い。まずは気軽に相談してもらい、必要な情報やサービスへとつなげたいと思っています。

仲村 私は、父の介護と同時に父が介護を担っていた伯父のことも考える必要がありました。伯父は独身のため、父は一人っ子の私にいつかその役目がくるはずと、金銭的なことなどは話していました。それでも手続きは大変。シングルマザーとして小さな子ども2人の育児と父の介護、伯父の介護関係の手続きとトリプルケアが発生したときは、心身ともにパンク寸前。介護の専門知識と経験が豊富な翁長さんに、いろいろ教えてもらっただけでなく、悩みも聞いてもらって、とっても救われたんです。

「介護は一人でやるもんじゃない」と言われ、本当にその通りだと思いました。私のように悩んでいる人がきっとたくさんいると思います。そんな人に「一人じゃないよ」って寄り添いたい。

翁長 活動していると、育児と介護のダブルケアをしている人が想像以上に多いと感じます。これから沖縄は高齢者が急増します。そして、ほとんどの介護は突然始まる。その前に情報収集し、準備をしておくことは大切です。

介護をすると、今目の前で起きていることに集中し過ぎてイライラすることもあるかと思います。母親を介護している女性の相談を受けたときに「介護する前のお母さんを思い出して」とヒントを与えました。その後「母に改めて感謝の気持ちが湧き、介護への向き合い方が変わった」と話し、家族からも穏やかになったと言われたそうです。

仲村 緊急時に頼れる人を作ってほしい。私には、夜中に呼ばれたら、自宅に駆けつけて子どもたちを見てくれる友人がいて、その存在がとても大きく、心の支えになっています。そのためには、自分の介護を話すことが大事です。

以前の私は、ケアマネジャーにも、どこまで相談していいか分からず悩みを抱えがちでした。でも今は自分の状況を説明し「この場合、どんなパターンがありますか?」と聞くようにしています。複数のパターンを示してもらうことで、私たちに合う介護プランやサービスを選択できるようになりました。

介護を気軽に話せて、前向きになれる、そんな場所をより多く提供していきたいです。
 

「ワクワク介護叶え隊」では介護の相談や悩みを気兼ねなく話せるよう、子連れOKの少人数での集いの場を提供。2月28日と4月28日にもトーク会を開催する。詳細は公式LINE。https://lin.ee/QutwJNy 写真は同会提供


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取材/赤嶺初美(ライター)
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1900号 2024年1月4日紙面から掲載」

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funokinawa編集部

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