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2023年1月12日更新

[沖縄・マネー術]20代、30代のマネープラン|女性のイマドキ!マネー術[46]

文・岡田有里(ファイナンシャルプランナー)

20代、30代のマネープラン

早めの計画が可能性広げる

20~30代は、就職、結婚、妊娠、出産など大きな変化が起きやすく、人生の土台を作る10年間です。この時期は「未定部分が多くてマネープランができない、まだ早い」と考えがちですが、それは違います。結婚、子ども、キャリアが未知数だからこそ、「自由に人生設計ができるチャンス」なのです。自分の可能性を広げるツールとして、20~30代のライフプランとマネープランをご紹介します。

未定部分があってもOK

人生の未定部分は、政府の統計を参考にして具体的なライフプランを作ります=表(1)参照。


例えば、政府の統計によると、沖縄の女性の結婚、出産、住宅取得の平均年齢は、29歳で結婚、30歳、32歳、33歳で子どもを3人出産、36歳(夫=37歳)で住宅購入という流れです。統計を参考に、自分の考え(子どもの人数など)を加味してライフプランを作ってください。ライフプランを立てたら各イベントの予算を書き込みます。その後、イベント予算の合計額を収入合計額で割って必要な貯蓄の割合を計算します。それを日々の貯蓄計画に反映させましょう=表(2)参照。

予想年収を入れる

20~30代のマネープランでは、予想年収を書き込むようにアドバイスしています。その理由は、自分の望む収入レベルと現状プランのギャップを分析できるからです。例えば、毎年5%前後昇給すると仮定すると年収が29歳で400万円、40歳で500万円になると予測できます。もっと早く収入を上げたければ、昇進、スキルアップ、転職などが必要になることが見えます。戦略的に計画を立てると、漠然とした不安を感じにくくなります。

出産で変化する収入

第1子から最後の子どもの出産までの期間の計画は、要注意です。なぜなら、育児休業中の収入は約6割に下がり、子育てが落ち着くまで昇進や転職計画が中断される可能性が高いからです。そして、出産後の働き方(フルタイム復帰、時短、パート勤務など)次第で、女性の生涯収入は1億円以上の差が出る可能性があります。

結婚前、出産前、出産後と20代~30代を三つに分割し、働き方によって変わる収入をシミュレーションしてみましょう。出産前後の働き方を計画すれば、後で後悔することなく、子育て期間も自分らしく前進できると筆者は考えます。

思考や行動が変わる

目標があると進む方向が定まり、効率よく到達するために具体的な計画を立てることができます。この時期に身に付けた良いお金の使い方や計画方法は、その後の思考や行動に多大な影響を与えます。早い段階で1回目のマネープランを立てて、自分らしい人生を手に入れてください。

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おかだ・ゆり
おかだ・ゆり/ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業を経て沖縄へ。女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動
『週刊ほ〜むぷらざ』女性のイマドキ!マネー術
第1849号 2023年1月12日掲載

この記事のキュレーター

キュレーター
岡田有里

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ファイナンシャルプランナー。ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業に就職し海外勤務を経験し、2000年に沖縄へ。「私の未来に安心を!」をテーマに、女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動。

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