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2022年12月29日更新

【年末年始特別号】Over40からの飛躍!|沖縄食糧株式会社 田幸亜樹子さん|化粧品を開発

人生100年時代。いくつからでも、新しい自分になれる! 40歳以上で新たな仕事に挑戦し、飛躍した4人を紹介します。仕事を楽しむヒントが満載です。

 前向きな姿勢 営業にも意欲 
沖縄食糧株式会社 田幸 亜樹子さん

未経験の商品開発に挑戦

精米や米の販売を手掛ける「沖縄食糧株式会社」に勤める田幸亜樹子さん(46)は、昨年、女性社員5人でチームを組み、「石垣島産ひとめぼれ」の米ぬかなど、県産素材を使ったスキンケア商品の開発に携わった。


田幸亜樹子さん(中央)と共に商品開発に携わった営業部の川平いずみさん(左)と経理部の宮平清美さん。各部署の女性社員がチームを結成

社内の品質管理部や総務部、経理部、営業部の各部署から選抜された開発チームのメンバーにとっては、商品開発に携わるのは初めての経験だった。田幸さんは大学を卒業後、金融関係の仕事に就き、30代の時に沖縄食糧に入社。役員秘書の業務をへて、現在は総務部総務課で勤務している。商品開発について田幸さんは「経験のないことだったが不安はなく、楽しそうだと思った。まったく知識や経験のない分野に挑戦するからこそ、分からないことは素直に聞いて、いい意味で開き直って前向きに取り組めた」と振り返る。

昨年6月から開発を始め、1年かけて商品コンセプトや成分、パッケージデザインなどを試行錯誤しながら仕上げた。化粧品の種類が泡洗顔と化粧水に決まると、製造を委託している化粧品メーカーの「ポイントピュール」(本社・久米島町)からアドバイスをもらいながら成分を吟味した。「試作品の泡洗顔はうまく泡立たず、想定したイメージと違った。素材によっては泡立ちにくいことを知った」と話す。試作を重ねイメージに合う泡立ちや香りに仕上げていった。


営業活動にも参加

ブランド名は田幸さんの案である「mycucuru(米(まい)くくる)」に決まり、商品が完成すると、田幸さんは製造ラインを見学するため製造元の工場にも出張で足を運んだ。「出張するのも初めてのことで、目の前で自分たちが開発に携わった商品が作られていくことに感動した」と目を輝かせる。

ことし7月に商品の販売がスタート。県内の量販店やオンラインショップで販売しているが、新たな販路を開拓するためにチームのメンバーは県内のショップなどに商品提案も行っている。「私も今後参加するが、営業活動もこれまでやったことがないので今から楽しみ」と話す。

チームは県内のイベントにも精力的に参加。「仕事柄、お客さまと直接触れ合うことは今までなかったので、新鮮な体験だった。お客さまの声を今後の商品開発に生かしたい」と笑顔で話した。



開発チームのメンバー5人。メディアへの広報活動など商品のPR活動も行っている



沖縄食糧株式会社 電話=098(877)2323



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『週刊ほ〜むぷらざ』年末年始特別号 「Over40からの飛躍!!」
文/池原拓
第1847号 2021年12月29日掲載

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