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2021年10月21日更新
[沖縄]会社でのコミュニケーション|読んで学ぶ! コミュニケーション⑥
部下の立場でのコミュニケーションのポイントを専門家のあらかき咲美さんが伝えます。
文・あらかき咲十美(印象美人コンサルタント)
目的意識を持ち結論から話す
【部下編(1)/報告、連絡、相談】皆さんは上司への報告・連絡・相談うまくいっていますか? 報告・連絡・相談を意識して行うと、コミュニケーション力が磨かれていきます。コミュニケーションは「相手に伝えたいことが伝わったか」が重要です。特に「何を伝えたいの?」「簡潔に手短に話して」と言われることが多い人は下記の三つのポイントを押さえましょう。
まず一つ目は「目的意識を持つこと」です。具体的に「何を伝えたいのか」を明確にすることが大切です。二つ目は「結論から話すこと」。上司が1番必要としている情報から伝えるということです。最後に、「上司が詳細型か、全体型なのかを見極める」ことです。心理学では、人のパターンを分ける一つの考え方として「詳細型」と「全体型」があります。詳細型寄りの人は、情報や出来事の細かい部分を捉えることが得意なため、詳しく話します。一方、全体型寄りの人は、情報や物事の概要を把握したり全体的に捉えることが得意なため、手短に話します。どちらが良い・悪いではなく、互いを理解し、「どのような意識でコミュニケーションを取るとスムーズにいくか」と考えて配慮することが大切です。
例えば全体型寄りの上司への報告は、結論を先に的を射て伝えることが大切。詳しい情報は必要な部分を話すのです。一方、詳細型寄りの上司へは、同じく結論を伝えた後、経緯を順序立てて簡潔に話すと良いでしょう。時間は有限であり、貴重です。時間を意識して話ができるといいですね。
次回は「詳細型と全体型を見分けるコツ」をお伝えします。
執筆者
あらかき・さとみ/印象とコミュニケーションの専門家。理論と実践で、「気付きを学びに変える力」「聴く・伝える力」を育てるトレーニングやコーチングを行う。県内の企業で人材育成研修の講師も務める。
■問い合わせ/090・9789・7899
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『週刊ほ〜むぷらざ』読んで学ぶ! コミュニケーション
第1785号 2021年10月21日掲載