毎日のレシピ
2017年12月7日更新
食卓を彩るバジルに注目『クリスマスリースのポテトサラダ』|野菜Style
野菜Style[33]|野菜ソムリエプロの堀基子さんと、ドクターの国仲弘一さんが、野菜を楽しくオシャレに取り入れ、体の中から健康的にキレイになって、肥満を解消する生活スタイルを提案! 今回は県内でも盛んに栽培されているバジルを紹介します。
大人のポテトサラダ!
国 仲
これはクリスマスらしくてすてき! バジルの香りが爽やかで、大人の味。定番のポテトサラダより好きですね。
堀
きれいなグリーンでしょう? ミキサーで作れる簡単バジルソースで、ゆでて粗めにつぶしたジャガイモをあえただけなんですよ。
国 仲
このバジルソース、いいですね! ドレッシングやパスタ、肉や魚のソテー、ピザやチーズトーストにも合いそうですね。ステーキにもいいかも。
堀
バジルがたくさんあるときにたっぷり作って、食品用ポリ袋に小分けして、空気を抜いてスティック状に丸めて冷凍しておくと、必要量をポキッと折って使えて便利なんですよ!
国 仲
僕も作ってみようかな。バジルも栄養がありそうな植物ですね。
堀
抗酸化力に優れたベータカロテンが豊富ですね。若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEも豊富です。
国 仲
ベータカロテンは僕の専門である乳がんの予防にも有効ですから、女性にはオススメですね。
堀
このポテトサラダにはビタミンCが豊富なレモン果汁を加えています。バジルのベータカロテンは体内でビタミンAに変換されるので、この一品で、ビタミンAとCとEが同時に取れます。これらは抗酸化力が高く、美肌やアンチエイジングに欠かせず、一緒に摂取すると互いに補い合って相乗効果を発揮するんですよ。ビタミンAは粘膜や皮ふを健やかに保つ働き、ビタミンCはメラニン色素の沈着を防ぐ美肌美白効果や免疫力を高める効果、ビタミンEは血流を改善する効果で知られていますね。
国 仲
それは素晴らしいですね! 僕も最近、特にビタミンCをしっかり摂取するように心がけています。
堀
先生はご趣味のマラソンなどで日焼けしやすいですものね。どんな風にビタミンCを取っていますか?
国 仲
果物を食べなくちゃと思ってはいますが、日常生活ではなかなか機会がないので、サラダのドレッシングやお酒を飲む際に、生のレモンやライム、シークヮーサーなどのかんきつ類の果汁を搾っています。
堀
さすが! ちゃんと果物不足を意識なさっていらっしゃるんですね(笑)。冬場はかんきつ類が豊富ですから、料理やお酒に搾って活用するのは、手軽でとてもいいアイデアですね。
国 仲
さて、早いもので、もう年末ですが、今年のクリスマスは、このポテトサラダで決まりですね!
堀
ビタミンA・C・Eでメリー・クリスマス♪
レシピ
簡単バジルソースで!
『クリスマスリースのポテトサラダ』
ジャガイモ(小) | 3個 |
バジルソース | 大さじ2 |
レモン果汁 | 大さじ1 |
塩こしょう | 少々 |
バジル | 少々 |
ミニトマト(赤・黄) | 各2個 |
*バジルソース (バジル30g、オリーブオイル50ml、マカデミアナッツ10粒、おろしニンニク1片分、ハーブソルト小さじ1) |
1. | バジルは葉を摘み、ザルに入れて一瞬熱湯につけ、すぐに氷水につけて色止めする。キッチンペーパーで水気をとり、バジルソースのすべての材料とともに、なめらかになるまでミキサーにかける。 |
2. | ジャガイモは皮つきのまま竹串が通るまでゆで、皮をむき、熱いうちにバジルソース、レモン果汁、塩こしょうを加え、粗めにつぶしながら混ぜる。 |
3. | 皿に直径5センチのグラスを伏せて置き、周囲にリース状に2を盛りつけ、グラスを抜き取って形を整え、バジルの葉とミニトマトを飾る。 |
バジル
収穫期 | 通年 |
産 地 | 那覇市、糸満市など |
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香りがいいなあ! 定番のポテトサラダが一気にグレードアップしますね
国仲弘一(くになかこういち)
医師、医学博士。琉球大学医学部附属病院第1外科 助教。乳腺・甲状腺外科 チーフ。日本外科学会専門医、日本乳癌学会専門医。日々、がんの治療や再発予防に奮闘中。自らも約30kgのダイエットに成功。趣味は料理、マラソン、ワイン、カメラ。日本野菜ソムリエ協会公認 野菜ソムリエアンバサダー
ビタミンA&Eが豊富!
堀基子(ほりもとこ)
野菜ソムリエプロ。アスリートフードマイスター3級。ベジフルビューティセルフアドバイザー。アンチエイジング・プランナー。受験フードマイスター。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。「野菜style流ダイエット講座」も開講中。本年度野菜ソムリエアワード銀賞受賞
野菜Styleレシピ一覧
『週刊ほーむぷらざ』
Dr国仲×野菜ソムリエ堀 野菜Style<33>
第1586号 2017年12月7日掲載