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2017年6月22日更新
【泡盛と奏でる新たな味】イタリアと沖縄結ぶ多彩な食
【ヒルトン沖縄 北谷リゾート1階 イタリアンレストラン・コレンテ】098-901-1130(直通)
手塚シェフのコレンテ琉イタリアン 特別編
手塚シェフのコレンテ琉イタリアン 特別編
泡盛と奏でる新たな味
北谷町にあるヒルトン沖縄北谷リゾート内のイタリアンレストラン「コレンテ」。手塚真規シェフによる「コレンテ琉イタリアン」では沖縄の食材を使ったイタリアンをシリーズで提案していますが今回は特別編。以前から沖縄の地で育まれた泡盛に関心を寄せていたという手塚シェフ。イタリアンと泡盛との出合いが生み出す可能性について、泡盛マイスターの外間恵さんと対談しました。イタリアンと泡盛の共通点や楽しみ方、美容と健康への影響など、意外にも共通点が多いことに二人とも驚き。「コレンテ琉イタリアン」に合う泡盛を味わい、新たなイタリアンと泡盛の世界を提案しようと、7月にはスペシャルディナーを開催することになりました。
イタリアンと泡盛の楽しみ方を話す手塚シェフ(右)と外間さん。スペシャルディナーでは二人のトークもある
イタリアと沖縄結ぶ多彩な食
7月29日(土)にコラボディナー
手塚
以前から泡盛に興味はあったのですが、「沖縄料理と合うお酒」という印象のままでした。コレンテでは沖縄の食材を使ったイタリアンを提供しているのですが、食材がイタリアンとの相性も良いので、泡盛とはどうなのかと気になって。
外間
いくつか種類を用意したのでまず味わってみませんか? 「泡盛」とひとくくりにされてしまいがちですが、製造した時の味、保存状態や飲む時の温度など、条件によって味が変化し、表情が異なるのです。
手塚
なるほど。こんなに味が違うんですね。飲み比べてみると、多様な味わいと奥深さにびっくりです。こんなに味がバラエティーに富んでいるなら、イタリアンにも合うと思います。泡盛の原料はタイ米ですよね。イタリアにもお米を使った料理があるので、そこに合わせるといいかもしれません。
外間
ステキなアイデアですね。原料にはタイ米と黒麹菌を使い、それらが沖縄の風土と合うからこそおいしくなります。イタリアンと合わせることで国を超えた味の広がりが感じられると思います。
手塚
泡盛との出合いは料理を考える上で、刺激になりました。泡盛の味をイメージしながら料理一皿ずつの表情を変えて挑戦してみたいですね。これまでにはなかった「イタリアンと泡盛」をコラボしたメニューを一緒に作りませんか?
外間
とてもうれしいです。飲み方が多様な点も泡盛の特徴で、ストレートやロック、水割り、炭酸水で割るなどさまざまです。どんなイタリアンと組み合わせるか、考えるのも楽しいですね。一品ごとに味わいが異なり、その余韻を感じながら次の一品を待つ。それをイメージするだけでもワクワクします。
手塚
ところで、メニューを考える際に、味や盛り付けなどはもちろんですが、ヘルシーさや健康、美容にいいものなどを心掛けるようにしています。その点、泡盛はどうですか?
外間
実は泡盛はアルカリ性で美肌にも良く、ポリフェノールはワインの1・5倍、糖質やプリン体もゼロというデータが発表されています。泡盛をあまり飲まない皆さん、特に女性にはおすすめです。きっと自分に合う味や飲み方があるはずですよ。
手塚
先ほど「ヘルシーさを心掛ける」と言いましたが、沖縄の食材はヘルシーで健康的なものばかりだという実感があります。沖縄ならではの島野菜はもちろん、一般的に出回っているトマトやニンジン、トウモロコシなども栄養があり、味わいも調理法によって変わります。肉や魚介類も新鮮ですし、部位によって味に特徴があり、多彩な料理が展開できます。
外間
ヘルシーといえば、イタリアンではオリーブオイルをよく使いますね。
手塚
料理によって種類を変えます。生産地ごとに味が異なるので、どの料理に合うのか考えながら選び、組み合わせでさらに味が変化します。
外間
その土地によって味が変わるのは泡盛も同じですね。
手塚
多彩な味やヘルシーさなどイタリアンと泡盛の共通点がこんなにあることに驚きです。それを組み合わせて一緒に味わうことで新しい味を発信できる料理にしたいですね。
泡盛から料理のイメージをふくらませる手塚シェフ
泡盛の奥深さや魅力をアピールする外間さん
イタリアンレストラン「コレンテ」
ヒルトン沖縄北谷リゾート1階
098-901-1130(直通)
イタリアンと泡盛のスペシャルディナー
2017年7月29日(土)、コレンテで開催決定。詳細は6月29日(木)発行の週刊ほ~むぷらざで。
『週刊ほーむぷらざ』第1562号 2017年6月22日掲載
この記事のキュレーター
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- ちぃちゃん
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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。