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2016年9月22日更新
絶品ペルー料理が話題|来月世界のウチナーンチュ大会 ひと足お先に!『食・雑貨で国際交流』
第6回世界のウチナーンチュ大会まであと約1カ月。そこで今回は沖縄の中にあるインターナショナルなお店を紹介。特に戦前、戦後を通し、県内から多くの移民が渡った国と地域にちなむ店をピックアップした。料理や雑貨などを通し、先人たちが目指した土地に思いをはせ、ウチナーンチュ大会を迎えてみては。
ペルー
TiTiCaCa
絶品ペルー料理が話題写真手前の牛ハツアンティクチョス(600円)には揚げジャガイモがつく/写真
アットホームな雰囲気の店内/写真
ペルーコーヒーなど、特産品、Tシャツなどの雑貨も販売している/写真
ペルー出身のオーナー、城間ジョバナさん(37)を中心に家族で切り盛りするペルー料理専門店「TiTiCaCa(ティティカカ)」(沖縄市)。同店はペルーの代表的な各種料理が楽しめると評判で、なかでも人気は香辛料をたっぷり使った「牛ハツアンティクチョス」など。「チキンの丸焼きセット(650円)」=写真奥=はポヨアラブラサ(ペルーの言葉でポヨはチキン、アラブラサは木炭調理という意味)でジューシー。どちらもタレに長時間染み込ませてから焼くことで、うまみを凝縮。濃いめの味付けはクセになること必至だ。
ハーブを使った自家製サルサソースをかけて食べるのもおすすめで、コクある辛さはやみつきに。紫トウモロコシのドリンク、チチャモラーダ(180円)やインカコーラ(180円~)もぜひお試しを。
県系人 世界に40万人以上
「世界のウチナーンチュ大会」は5年に1度開催、世界各地に在住する県系人らが来沖し、一堂に会するお祭りだ。ことしは10月27日(木)から、那覇市の奥武山公園をメーン会場に4日間の日程で開かれる。海外で暮らすウチナーンチュは40万人以上。アジアから南北アメリカ、遠くアフリカ、北欧まで広がる。中でも戦前、戦後を通し、移住した人が多いのが南北アメリカ大陸やハワイなど。県内各地から豊かな生活を願い、新天地を目指した。現在でもブラジル、アルゼンチン、ボリビアなど南米の国の中には県系2世、3世によるコミュニティーが健在だ。
さらに県内には移住先から帰国し、現地の味や文化を伝えている人もいる。その一人が45年ほど前にハワイから帰沖した県系2世のスタンディ・ナカソネさん(74)だ。北谷町で故郷の味、ハワイの家庭料理店を営む。その飾らない料理に懐かしさも覚える。
移住を経験してはいないが関心を持ち、海外のアイテムや食事を提供する店舗を営む人も少なくない。ペルー、メキシコ、ブラジルなど、その地域は幅広い。
遠くて近い海外。多国籍な一面も垣間見える沖縄を再発見してみてはいかが?
TiTiCaCa(ティティカカ)
沖縄県沖縄市中央1-23-16
098-937-7331
午前11時~午後2時L.O.(火~木曜)
午前11時~午後2時L.O./午後4時~午後7時L.O.(金曜)
午前11時~午後8時L.O.(土曜)
日・月曜・第一土曜日定休
取材/當山和菜、高良蘭(トラべローグ)、ほ~むぷらざ編集部