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2024年10月3日更新

10月は乳がん月間|検診とセルフチェックを

全国健康保険協会(協会けんぽ)では、40歳以上は2年に1回の乳がん検診を勧めている。同会沖縄支部の新垣清乃さん、金城理仁さんは、「検診とセルフチェックを習慣にして」と呼びかける。


乳がん月間は、乳がんの正しい知識・検診の啓発を目的とする国際的なキャンペーン。ピンクリボンがシンボルとなっている。

検診とセルフチェックを

全国健康保険協会(協会けんぽ)では、40歳以上は2年に1回の乳がん検診を勧めている。同会沖縄支部の新垣清乃さん、金城理仁さんは、「検診とセルフチェックを習慣にして」と呼びかける。
 

【教えてくれた人】

全国健康保険協会沖縄支部
企画総務部長 新垣清乃さん
(右)
グループ長補佐 金城理仁さん(左)

 

 

 


   検診の費用や頻度の目安を教えてください。

乳がん検診は、40歳以上は2年に1回マンモグラフィーの受診が勧められています。金額の目安は、年代によっても変わるのですが50代以上は約3600円、40代は約5600円。40代は撮影枚数が多い分、高くなっています。協会けんぽでは2年に1回、偶数年齢の方に補助があり、市町村でも補助を出しているところがあります。

頻度は、2年に1回が推奨されています。ただし、近親者に乳がんがいる、月経期間が長い(初潮年齢が早い、出産・授乳経験がない、)といったリスクが高い方は、毎年の検診を推奨されています。


   閉経後も検診は必要?

統計では50代後半以降に要精密検査となっている人は一定の割合いて、閉経後も乳がんになる可能性はあります。在職中は職場の健診の時に乳がん検診を受けていたけれど、退職後は受けていない、という方もいらっしゃると思いますが、退職後も定期的に検診を受けていただきたいです。

検診を受けた上で、ぜひセルフチェックも行ってください。セルフチェックのタイミングは、胸の張りがない月経後がお勧めです。毎月のセルフチェックを習慣していると、変化に気付きやすくなり、早期発見につながります。

 



★INFORMATION★

 
研 修 会 
がん教育外部講師の研修会

NPΟ法人沖縄がん教育サポートセンターは、学校でのがん教育とがん外部講師について学ぶ「がん教育外部講師のための研修会」を開く。
【1日目】11月16日(土)12時30分〜17時10分(オンライン)
【2日目】11月30日(土)12時30分〜17時30分(対面型)、県立博物館・美術館博物館講座室。 参加費無料。受講対象はがん教育に関心がある人。問い合わせは同センター okinawa.cancereducation@gmail.com

 イベント 
ピンクリボン沖縄

乳がんの早期発見、診断、治療を啓発する「ピンクリボン沖縄2024」が10月6日(日)に開かれる(同実行委員会主催)。那覇西クリニック院内で12時開場、12時30分開始。表駐車場(モノレール赤嶺駅となり)でキッチンカーも営業(10時〜16時。売り切れ次第終了)。

乳がんサバイバーの講演のほか、触って分かる乳がん触診モデルも。入場無料。雨天決行。公共交通機関の利用を。

問い合わせは同実行委員会 電話=098・858・5557(那覇西クリニック内)

  補 助  
外見ケアに助成金

がん患者のアピアランス(外見)ケアの支援事業が昨年始まった。対象経費はウィッグや装着に必要な頭皮保護用のネット、補整下着などで、補助率は2分の1。各用具の上限額は2万円で、利用は各用具1回のみ。

2024年9月1日時点での実施市町村は、那覇市、浦添市、糸満市、豊見城市、南城市、南風原町、沖縄市、与那原町、恩納村、北谷町、宮古島市、北中城村、石垣市。問い合わせは各市町村へ。

 イベント 
歩いて交流・支援

がん患者や支援者、関心のある人が共に歩き、交流を深めるがん制圧チャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパンおきなわ」。11月9日(土)15時から10日(日)10時まで沖縄大学アネックス共創館で開催。好きな時間に参加可能。ルミナリエ(メッセージが書かれた袋に光を灯す)や講演会、ワークショップ、物販なども。参加費は千円。(がん患者・経験者・高校生以下は無料)。

問い合わせは、同実行委員会 メール:rfl.okinawa@gmail.com



↓画像をクリックして、「全国健康保険協会沖縄支部」のホームページへ



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取材/栄野川里奈子
毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」
第1939号 2024年10月03日紙面から掲載

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