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2025年7月3日更新

嘉手納町 懐かしくて 新しい街|沖縄さんぽ⑨

昭和レトロな喫茶店やアメリカンクッキー…。どこか懐かしくて、新しい。見どころがギュッと詰まった嘉手納町で、ほっとする時間を過ごしました。

昭和レトロな喫茶店やアメリカンクッキー…。どこか懐かしくて、新しい。見どころがギュッと詰まった嘉手納町で、ほっとする時間を過ごしました。

 

嘉手納町・懐かしくて 新しい街

広島お好み焼きにアメリカンクッキー、喫茶店の定番メニュー、個性的なグルメを楽しめる嘉手納町。赤橋の下には静かなマングローブ林が広がり、自然の癒やしにも出合うことができました。
 


 

 1.あめりかんくっきー 
 手作りクッキー150円 
「子どもにはチョコやチョコチップ、女性にはオートミール、男性にはピーナツバターが人気」と仲宗根さん
 
瓦屋根の建物。トールペイントや看板は、仲宗根さんの手作り
 
毎週土曜日のみオープン、クッキーを販売している「あめりかんくっきー」。仲宗根ハツ子さん(75)=下写真=が2年半前にオープンした。

実家に戻ったことをきっかけに、倉庫をリフォームしてお店を開いた。「地元の人に食べてほしい」と話す。

ビッグサイズのクッキーは1枚150円。チョコチップ、ピーナツバター、カカオ、オートミールの4種類、一番人気はチョコチップだ。クッキーはソフトタイプで、どこか懐かしい味わいだ。清明や出産祝いのお返しなど、差し入れとしても人気。

「お客さんとのおしゃべりが楽しみ。孫に小遣いをあげたいので、細く長く続けたい」と笑う仲宗根さんは、基地のベーカリーで働いていた。

20年以上前からクッキーやケーキを焼いては友人や知人、孫の保育園に差し入れていた。クッキーを食べていた保育園の卒園生が18歳になって訪ねてきて、「懐かしい味」と喜んだという。




あめりかんくっきー
嘉手納町嘉手納456‐11
10:00~16:00(※売り切れ次第終了。平日は注文のみ受付)
P近くに新町通り駐車場
TEL=098(956)5551
 
◆   ◇   ◆

 2.嘉手納町比謝川自然体験センター 
 比謝川で自然体験 
比謝川の植物や生き物について学べる嘉手納町比謝川自然体験センター
 

遊歩道では、マングローブの木々を眺めながら散策ができる
 
比謝川大橋(通称:赤橋)近くにある「比謝川自然体験センター」では、比謝川の自然や歴史について楽しく学べる。同センターの玉城勝海さん(31)=下写真=は、「比謝川にはマングローブが生え、多様な生き物が集まっています。昔は水上交易でにぎわっていました」と話す。

センターでは映像や展示を通して、川の植物や生き物、歴史に触れることができる。県民は入場無料。燻製(くんせい)にされたウミヘビ「イラブー」や、ヤシガニの「ホタテちゃん」とのユニークな出合いも。施設の奥には遊歩道があり、気軽にマングローブを観察できる。運がよければ、シオマネキ(カニ)などの生き物と出合えるかも。

玉城さんのおすすめはカヤック体験。「川を進むと、ジャングルを探検している気分になります。子どもたちに、自然の中で遊ぶ楽しさを感じてほしい」と話した。





嘉手納町比謝川自然体験センター
嘉手納町水釜566-5
8:00~22:00
年中無休
P5台 
TEL=098(989)4222
 
◆   ◇   ◆

 3.珈琲喫茶カメシマ 
 レトロな喫茶店でくつろぐ 
モノクロの写真やポスター。店内のアイテム一つ一つが味わい深く、眺めていると穏やかな時間が過ぎていく
 
嘉手納町出身の亀島弘貴さん(39)が、2020年にオープン。レトロなランプに柱時計、レースのカーテン—。クラシックな雰囲気の店内は自然とくつろげる空間だ。
 
 
夏限定のランチメニュー「パイナップルジンジャーポークカレー(1100円)」=上写真=は、パイナップルやタマネギの甘みとスパイスが香る本格的な味わい。手回しで焙煎している自家焙煎のコーヒーはオリジナルブレンド。深煎りだが苦すぎず飲みやすい。カレーはスパイスから、サンドイッチは食パンから、デザートも手作り。

「近所のおじちゃん、おばちゃんが気軽に寄れる喫茶店にしたかった」と亀島さん。取材時も常連さん同士の会話が心地良かった。トーストやサンドイッチセットを味わえるモーニングも人気。
 

珈琲喫茶カメシマ
嘉手納町嘉手納494-9
7:30~17:00 
日、月定休
P2台
TEL=098(800)1849
 
◆   ◇   ◆
 
 4.広島お好み焼き54 
 キャベツたっぷり重ね焼き 
一番人気は、エビやイカ入りのスペシャルそばorうどん(1550円)。チーズや大葉、キムチなどトッピングも豊富
 
薄い生地の上に、具材を重ねて焼く「広島お好み焼き」。「広島お好み焼き54」のお好み焼きは広島で6年修業をした佐藤貴彦さん(50)が、一枚一枚丁寧に焼き上げる。鉄板でジュージューと音を立てながら手際良く焼いていく、ライブ感も楽しい。

クレープのような薄い生地の上にたっぷり乗ったキャベツは蒸されて甘く、そばはパリパリ。豚肉、イカ天、卵と、それぞれの食材が層になっていて、いろいろな食感を味わえる。
 
たっぷりのキャベツは予想を超える量だった
 
「キャベツの甘みにこだわっています」と語る佐藤さん。「海のある場所でお店を開きたい」と2年半前、夫人の出身である嘉手納町に店を構えた。修業時代、広島駅で1日300枚以上のお好み焼きを焼いていた。「毎日食べたいお好み焼きを目指している。ぜひ食べてみてほしい」と話す。


佐藤さんと夫人の美那子さん


国道58号沿いに建つお店の外観

広島お好み焼き54
嘉手納町嘉手納19‐1
11:00~13:30 17:00~21:00
日曜定休(※不定休あり。グーグルやインスタグラムで告知)
TEL=098(956)7788

 ★各店舗からプレゼント!★ 
★希望プレゼント、紙面の感想、住所、氏名、年齢、電話番号を書いてご応募ください。 
締め切り:7月9日(水)、
宛先は下のURL参照。

https://docs.google.com/forms/d/1_k4ltZ0xHfUGIBNgm631Ofqbpf5YbbII7GX0OvBodJE/edit

 ①広島お好み焼き54  
  肉玉そば1枚【3人】

 ②珈琲喫茶カメシマ  
  デザート一つサービス※500円以内。一品注文を【3人】

取材/栄野川里奈子
『週刊ほ〜むぷらざ』沖縄さんぽ
第1977号 2025年07月03日掲載

この記事のキュレーター

スタッフ
栄野川里奈子

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編集者
おいしいものに目がないガチマヤー(くいしんぼう)。2016年に国際中医薬膳師の資格をとりました。おいしく健康に!が日々のテーマ。

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