企業紹介
2019年9月12日更新
サザンビーチホテル&リゾート沖縄総料理長の桑原友則さん|ランチ一新 9月は肉フェア
沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.259
ことし10周年を迎えた糸満市にあるサザンビーチホテル&リゾート沖縄の総料理長として7月1日に就任した桑原友則さん(58)。東京やドイツの有名レストランや大手外資系ホテルで長年腕を振るった経験を生かし、メニューを一新したばかりのランチが好評だ。「チームワークを第一に地元とも連携し、南部地域全体を盛り上げたい」と語る柔和な笑顔に、人柄がにじむ。
ランチ一新 9月は肉フェア
サザンビーチホテル&リゾート沖縄
総料理長
桑原友則さん
チーム一丸 地元とも連携
Q.ホテルや糸満の印象は?
A.南部地域最大規模を誇り、空港も近く、目の前は海とポテンシャルの高さを感じています。糸満は海人のまちで農業も盛ん。地元の良い物を生かしたメニュー作りのため、漁協をはじめ、ハーブや野菜の生産農家にも足を運ぶなど、食材の掘り起こしも行っています。
Q.早速レストランメニューも見直したとか。オーシャンビューレストラン「レイール」のランチブッフェは大好評ですね。
A.毎月テーマを設け、食材をより前面に打ち出したメリハリのあるメニュー構成に変更しました。
8月、9月は肉料理フェア。シェフが目の前で仕上げるライブキッチンを拡充し、毎日ビーフ・ポーク・ラムの3種の肉を準備。大きな塊をゲストの目の前で切り分け、出来立てを召し上がっていただくだけでなく、シェフもカウボーイハットとバンダナ姿で楽しい雰囲気を盛り上げています。10月は北海道フェアを予定。ホタテやサケを使った郷土料理、スイーツまで、北海道色と秋の食材を存分に生かしたメニューを練っていますので、お楽しみに。
Q.総料理長として大切にしていることは?
A.チームワークです。得意分野にこだわる一般的なレストランと違い、総合的な知識が求められるのがホテル。花形の宴会から朝食、各種レストランにバーまで、オールマイティーに担当でき、協力し合えるようになることです。また、どのスタッフが担当しても質の高い料理を提供できるよう、調理時間や中心温度帯といったレシピや調理手順をガイドライン化。これらができれば、どんな困難も乗り越えられるし、いつゲストが来ても喜んでいただけるホテルになる。スタッフのスタイルと地元の食材に私のアイデアを組み合わせ、このホテルの新たな味を生み出していくのが楽しみです。
10月のランチは北海道をテーマにサケやアスパラガスのメニューが登場
毎月第3土日はデザートブッフェ
毎月第3土日限定で開催中のデザートブッフェも好評。9月は「葡萄(ぶどう)&ベリー」をテーマに第3土曜と第4日曜に開催する。ケーキやムース、ゼリーに、定番のショートケーキやミルフィーユなども食べ放題。自分で作るパフェも楽しい。1人1500円、子ども料金あり。詳細は確認を。
<問い合わせ>
サザンビーチホテル&リゾート沖縄
098‐992‐7500
『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<259>
第1676号 2019年9月12日掲載