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2024年10月3日更新

安眠に導くホットミルク|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ −100−

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、「良い睡眠を取るための生活習慣」について取り上げます。

安眠に導くホットミルク

入浴前のマッサージも


猛暑と言われた夏が過ぎ、いつの間にか季節は秋。日照時間が短くなり、夜の時間が長くなることから、日本には「秋の夜長」という言葉があります。つい夜ふかししたくなりますが、「睡眠」に意識を向けてみませんか? インドでは良い睡眠は神様からの贈り物と言われているそうですよ。

アーユルヴェーダでは睡眠をしっかりとると①心身の疲労を取り去る②若さを保つ③長寿を得る、と考えられています。

良い睡眠をとるには、入浴前にアビヤンガ(全身のオイルマッサージ)を行い心身をいたわるほか、寝る前にホットミルクにウコン(秋ウコン)、ショウガを入れて飲むのがオススメ。ただし牛乳と一緒に取ってはいけない食材に塩味、酸味、魚類をあげているので夕食後、1~2時間はあけて飲みましょう。消化しにくいとされている牛乳も、加熱すると消化しやすくなるとアーユルヴェーダでは考えられています。

牛乳に含まれるトリプトファンという成分は、日中は脳内物質セロトニンをつくりだすために必要で、夜になると安眠に導くメラトニンに変化すると現代栄養学で立証済み。5000年前の古い学問アーユルヴェーダでは、当時から温めた牛乳にウコンを入れて飲むと安眠につながるという知恵があったのには驚きますね。ターメリックは油溶性なので、ギー(純粋バター)を少し入れることで風味も良く、ターメリックの効能を効率よく摂取することが出来ます。


温めたゴマ油を額に垂らす「シロダーラ」。脳疲労を感じている人や寝付きの悪い人にオススメ


できることから

ホットミルクが苦手な方は白湯を飲むのもオススメ。

ほかにも次の方法があります。

●着心地の良い衣類を着る
●部屋の照明を暗くし、心が落ち着く香りを使ったり音楽をかける
●ナスヤ(経鼻法、鼻腔にゴマ油を1~2滴塗る。脳の入り口は鼻だという考えがあり、頭脳労働などで疲労している時に行うと良い。アーユルヴェーダの古典書スシュルタ・サンヒター治療編40章には「夕方、行ったナスヤは心地よい眠りを与える」と記載されている)
●1日の反省を行う(イライラ、モヤモヤしたまま眠りにつかないこと)
●22時には眠りにつけるように意識する

このようにアーユルヴェーダには睡眠に関する知恵が多くあります。無理をせず、できそうなことから始めてみてはいかがでしょうか?


インフォメーション
◆「ほーむぷらざ特別プラン」脳のトリートメント「シロダーラ」
頭脳労働の多い方、寝付きの悪い方にオススメ
料金:110分 26800円→9800円(税込み)(先着5人限定)10月25日まで
■申し込み・問い合わせ
スパパティヤ 完全ご予約制 電話=098-964-1808
恩納村冨着1550-1 ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート内 2階



株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人


ご予約・お問い合わせ先
i-PLANA アイプラーナ
090-1946-9030
電話受付時間9時〜20時

オンラインショップは下記のURLから
https://r.qrqrq.com/313E0Du8


【これまでの記事】
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1939号 2024年10月03日紙面から掲載」

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