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2024年9月26日更新
ほうれい線が気になります。どうすれば良いですか?|はじめての美容医療⑥
当山拓也氏(とうやまたくや) 当山美容形成外科 院長
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ほうれい線が気になります。どうすれば良いですか?
Q1 ほうれい線ができる原因は?
A 人間の顔には、皮膚と骨をつないでいる靭帯という構造物がいくつかあります。この靭帯は、皮膚や脂肪を支える役割を果たしています。ほうれい線の位置にはこの靭帯があり、たるみがここでせき止められてしまうため、深いシワとなって目立ってしまうのです。
Q2 どうしてほうれい線は気になるの?
A 人は加齢と共にたるみが生じます。顔がたるむとほうれい線が目立つようになり、老けた印象になってしまい、気になってしまうのです。一方で生まれつき皮膚の引き込みが強く、ほうれい線が目立つ人もいます。
Q3 ほうれい線の治療方法は?
A 大きく分けると手術と非手術があります。手術は皮膚を切開し、ほうれい線の原因となっている靭帯に手を加え、脂肪を入れる方法などが一般的です。一方で、非手術治療は定期的にヒアルロン酸を注入したりリフトアップ効果のあるレーザーを照射したりする方法です。ただし、ほうれい線が目立つ理由はたるみが生じるからなので、ほうれい線だけでなく、たるみの治療も定期的にする方が良いでしょう。
Q4 ヒアルロン酸をほうれい線に入れると良くなる?
A ほうれい線に直接ヒアルロン酸を入れても改善しません。ヒアルロン酸は、口元に近いほうれい線の下の方に注入し、凹みをなだらかにすることで効果が出ます。また、ヒアルロン酸で顔にある他の靭帯を補強し、たるみを改善するといった方法もあります。
Q5 自宅で手軽にできるほうれい線の改善策はある?
A マッサージや各種エクササイズなどは、残念ながら医学的に効果が実証されていません。これらの治療でほうれい線が気にならなくなるのは、リンパの流れを良くする、むくみが取れるといった一時的な効果によるものと思われます。
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教えてくれたのは
当山拓也 氏(とうやまたくや)
当山美容形成外科 院長
『週刊ほ〜むぷらざ』はじめての美容医療
第1938号 2024年09月26日掲載