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2023年10月26日更新

[美容形成外科]自分の脂肪で老け顔を若々しく|教えて!ドクター当山〈264〉

目の下のクマや顔痩せ、シワ、たるみといった老けて見える原因を「顔を切らずになんとかしたい!」という女性たちに話題の「顔の脂肪注入法」。「おなかや太ももの余分な脂肪を吸引し、気になる部分へ注入する施術法。理にかなっており、ご自身の組織を使う安心感が関心を呼んでいるようです」と当山美容形成外科の当山拓也院長。施術の特徴やメリット・デメリットについて話を聞いた。

こけた頬やこめかみ、ほうれい線などに

自分の脂肪で老け顔を若々しく

 「顔面への脂肪注入」  


老化の主な原因
ボリュームロス


―顔の老化の原因は?

 当山 
当山 「ボリュームロス」です。人の骨や組織は年齢と共に痩せてきますが、これは顔の骨や皮下組織も同じこと。加齢で痩せて萎縮するにつれ、骨と組織をつなぐ靱帯も伸びて緩んでしまうことで、顔にたるみが生じます。これによって、こめかみや頬がこけ目の下にシワや影ができたり、頬がたるんだりしてほうれい線が目立つようになるというわけです。

こうした「顔痩せ」をカバーするには、単にシワを埋めたり、たるんだ皮膚を引っ張ったりするだけでは限界があるため、ヒアルロン酸注入や脂肪注入をお勧めしています。
 


―脂肪注入はどんな悩みや部位に向いていますか?

 当山 
いわゆるゴルゴラインと言われる目頭の下から頬にかけて斜めに伸びるラインや、ほうれい線のほか、こめかみや頬のこけ、額や顎に丸みをつけたい方にお勧めしています。

例えば目の下ならより細かく、ほうれい線なら少し粗めにするなど、注入する部位に適した状態まで脂肪粒子を細かく細工。見た目、触感ともごく自然な仕上がりが期待できます。



余分な脂肪を再利用
施術は静脈麻酔下で


―脂肪注入法のメリット・デメリットを教えてください

 当山 
メリットは、減らしたい部位の脂肪を減らし、再利用できる点。ご自身の組織を使うため、ヒアルロン酸などの人工物を注入するのに比べてアレルギー反応などのリスクが少ないことや生着率が高いことも挙げられます。

一方で、脂肪細胞は注入後、肌表面に凸凹が生じやすいこと、注入しても生着しやすい場所としにくい場所があるというデメリットも。そのため、術者には前述のように細胞の大きさをコントロールしたり、注入部位の見極めが求められます。また脂肪を採取する手間と時間も必要になります。

―脂肪吸引と注入は同日に行いますか? 痛みは感じますか? 進め方も含めて教えてください。

 当山 
事前のカウンセリングで脂肪を注入したい部位や必要量を確認。施術当日は、まずウエスト周りや太もも、お尻といった気になる部位から注射器で脂肪を吸引します。その後、脂肪をより生着しやすくするため、特殊なフィルターを使って純粋な脂肪成分のみを抽出。気になる部位に注入するといった流れです。所要時間は2時間ほど。痛みが心配な方や手術への不安が強い方は、静脈麻酔を併用することで眠った状態で手術を受けていただくことも可能です。

※次回は「美容医療初心者が、年末までに受けておきたい治療法トップ3!」です。


当山 拓也 氏
当山美容形成外科 院長

東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、2017年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。2018年、同院院長に就任。

<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com/




<過去記事一覧>


『週刊ほ〜むぷらざ』 教えて!ドクター当山<264>
第1890号 2023年10月17日掲載

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