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2023年6月22日更新

[美容形成外科]乳頭肥大の治療|教えて!ドクター当山〈260〉

乳頭はあまり人に見せるものではないものの、伸びていたり形が大きいと「温泉やプールに入る際に気になる」「乳がん検診で恥ずかしい思いをした」など、本人にとってはとても気になるもの。今回は、そんな「乳頭肥大」の治療について、当山美容形成外科の当山拓也氏に話を聞いた。

授乳繰り返すことで乳頭が伸び大きく

悩みや乳頭の形で術法選択

 意外に多い? 乳頭肥大の治療とは 

―乳頭肥大とは?

 当山 
主に授乳を繰り返すことによって、乳頭が伸びて大きくなった状態を言います。
個人差はありますが、乳頭が1~2㌢ほど伸びて垂れ下がってしまっているため、見た目が気になるだけでなく、洋服に擦れて痛いなど、日常生活に不自由を感じている方は意外に多いもの。当院にも40代を中心にご相談が寄せられています。

―どんな声が多いですか?

 当山 
「旅先で友人らと温泉やプールに入るのが気になる」「恥ずかしくて健診に行きづらい」「パートナーに性体験が豊富と見られてしまうのではないかと不安」など。中には乳頭肥大の男性もいますが、こちらはホルモンバランスの乱れが原因となっていることがほとんどです。

手術痕は目立ちにくい
女性医師の診察・治療も


―治療はどのように行うのですか?


 当山 
大きくなった乳頭を切除する手術療法です。乳輪やバスト全体のバランスを見ながらデザインした上で、手術を行います。
具体的には、乳頭の直径を小さくする=上イラスト1、高さそのものを低くする=2、その両方を行うなど=3、4=の4種類。いずれにしても、お困りの状況や乳頭の形態に応じて、手術の方法を選択することが大切です。


―乳頭肥大の治療は、どこでも受けられますか?

 当山 
実は県内でも実施しているクリニックは少ないのがこの治療。手術の際には、授乳に必要な乳管を傷つけないことや、皮下組織の血流を阻害しないなど、十分気をつける必要があるからです。
その点、当院は、日本形成外科学会専門医や日本美容外科学会(JSAPS)所属の専門医が手術を担当するので安心。県内でこの治療を行っている女性外科医は少ないのですが、当院ではご要望に応じて女性医師による診療や手術も可能です。
手術による治療ですから、4種類いずれの方法も傷はできますが、乳頭は、実はあまり傷が目立ちにくい場所でもあります。
施術後は「もっと早く相談すればよかった」と喜ばれる方がほとんど。乳頭肥大でお悩みの方は、この機会に遠慮なくお問い合わせください。お待ちしております。


※次回は「おしりの下のバナナロールとは?」を紹介します。


当山 拓也 氏
当山美容形成外科 院長

東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、2017年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。2018年、同院院長に就任。


<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com/



<過去記事一覧>


『週刊ほ〜むぷらざ』 教えて!ドクター当山<260>
第1872号 2023年6月22日掲載

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