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2022年12月22日更新

[沖縄・メーク術]「落とすケア」で美肌へ|美makeup

[美makeup]執筆/平良芽依美(資生堂ジャパン(株)沖縄オフィス) 

「落とすケア」で美肌へ

華やかなメークをしてお出かけする機会が増えるシーズン。帰りが遅くなったり、疲れて帰った夜などは、そのまま寝てしまいたい…なんて日もありますよね。しかしメークはその日のうちにきちんと落とさないと、角栓や肌荒れの原因になってしまいます。また、1日を過ごした肌は、ホコリや排出ガスなどの目に見えない汚れが蓄積し、それが肌の老化を促進する原因にも。

メークを思い切り楽しむためにも、肌荒れのない健やかな肌は必要不可欠です。メークの映えるなめらか美肌を目指すために、毎日の「落とすケア」を見直してみませんか。


NG行動をチェック!

メーク落としを使用する時に、こんなことしていませんか?

・「しっかり落とすためにもゴシゴシしなくっちゃ」。顔の皮ふが動くほど強くこすっている。
・「熱めのお湯は汚れ落ちが良い気がする!」。シャワーなど、熱いお湯で洗い流している。
・「少し残っているけど洗顔で落ちるよね?」。ポイントメークの落とし残しを放置したまま次のステップに進んでいる。

このようなNG行動は肌への負担となり、化粧のりの悪い肌になってしまうことも。肌をいたわっているつもりが、逆にダメージとなるのは避けたいですよね。


目元・口元は部分用で

メークの落とし残しは、色素沈着やくすみの原因に。また、後に使うスキンケアの浸透を妨げてしまうこともあります。正しくメークを落として、くすみを感じない明るい肌を手に入れましょう。

そのためにはまず、「部分用メーク落とし」と「全顔用メーク落とし」を使い分けることが重要です。皮ふが薄くデリケートな上に、落ちにくいアイテム(マスカラ・アイライン・口紅など)を使う目元・口元は、専用のポイントリムーバーを使用して優しく丁寧に落として。その後、全顔用のクレンジング料で1日の汚れと疲れを取り除きましょう。

また、乾燥肌の方は特に、水温と水圧に気をつけて。お風呂でメークを落とす場合、つい熱いシャワーと強い水圧で洗い流しがち。すると油分まで奪われてしまうので、人肌程度の「温度」と、肌負担にならない「水圧」にコントロールするとGOOD。

義務的になりやすいメーク落としの時間ですが、好みの香りや、温感効果のあるクレンジング料を使用すれば、毎日のメーク落としが「肌も心もほぐれるリラックスタイム」に変わりますよ。正しい方法で肌をしっかりリセットし、明日もメークを楽しめる肌にしましょう。



 メーク落としの手順 
①顔を洗う前にまず手をしっかり洗い、清潔な手でスタート。商品に記載されている「使用量」を確認する。※量が少ないと摩擦で肌を傷めるので、適量を守る。


②クレンジングをなじませる時は、面積の広い両頬→額へ。親指以外の4本指全体を使って中心から外側に向け“らせん”を描くように広げる。鼻は指を上下にスライドさせながらなじませる。落としにくい小鼻の脇は、指先で丁寧に。あごは汚れがたまりやすいため、肌の丸みに沿ってしっかりなじませる。

③クレンジングとメークがなじんだら、ぬるま湯ですばやく洗い流す。

④目の際、小鼻の脇、フェースラインなど、落とし残しがないか確認した後、洗顔する。



「週刊ほ~むぷらざメーク」係


『週刊ほ〜むぷらざ』美makeup
第1846号 2022年12月22日掲載 毎月第4週に掲載

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