ビューティー
2022年4月28日更新
[沖縄・メーク術]笑顔引き立つ“好印象メーク”|美makeup
[美makeup]執筆/平良芽依美(資生堂ジャパン(株)沖縄オフィス)
笑顔引き立つ“好印象メーク”
新しい季節を迎え、新たな出会いも増える時季。マスクをしていると表情が分かりにくいため、第一印象で「気が強そう」「怒ってる?」と誤解されるのは回避したいですよね。そこで今回は、眉と目元をポイントとした“好印象メーク”のコツをご紹介します。
ポイントは「眉間の幅」
親しみやすく優しい印象になるためには、眉を描く際の「眉間の幅」がポイントです。眉間の幅が狭いと険しい表情に見えがち。人は怒ると眉を寄せる表情をするため、眉と眉の間が狭いときつそうな印象に見えるのです。一方、眉間の幅が広いと穏やかな表情に見えるので、ふんわりと柔らかく優しい印象に=囲み参照。眉間の幅を変えるだけで、表情や雰囲気をガラッと変えることができます。
髪色に近い色のアイブロウパウダーを使い、形はゆるやかなアーチ眉を描きましょう。地眉がしっかりしている場合は、眉マスカラを使ってトーンアップさせるとより柔らかさが出てGOOD!
オレンジシャドーで立体感!
目力を出したいからといって、単純にアイメークを濃くしてしまうのはNG! 明るめカラーで軽めに仕上げるのが印象アップの秘けつです。おすすめは、ほどよく血色感を与えるオレンジブラウンのアイシャドー。目の形に沿って丸くまぶた全体にぼかし、自然な立体感を演出しましょう。さらに、繊細なラメやパールのハイライトカラーを涙袋に入れ、ふっくら感を演出すると、ほほ笑んでいるような目元に仕上がります。
また、アイシャドーの前に「アイシャドーベース」をまぶた全体に塗ることで、きれいな発色が長時間続きます。たるみがちなまぶたの表面をなめらかにし、アイシャドーのムラづきも防いでくれるので、目元のハリのなさや、アイシャドーのくずれが気になる方は要チェックです。
くるんとまつげで瞳に輝きを
まつげが下向きになっていると、瞳に影を落とし暗い印象に。くるんと上向きのまつげで瞳に光を取り込んでキラキラと輝く目元に仕上げましょう。マスクをすると湿気でまつげのカールが下がりやすくなるので、カールキープ力の高いマスカラ下地で、上向きカールをキープして。
好印象メークをする際は、自分が笑顔になった際の眉や頬の位置に沿ってメークすることも大切です。鏡の前でニコッとほほ笑みながらメークして、マスクをしていても親しみやすい印象・表情に仕上げましょう。
◆ ◆ ◆
顔への塗り方
眉頭からペンシルでしっかり描いてしまうと、眉間が不自然な仕上がりになりやすいもの。パウダーを使って、以下のポイントを参考にふんわり柔らかい印象に仕上げましょう!
1.薄い色のパウダーアイブロウをブラシに取ったら、目頭側の黒目の端から上に向かった延長線辺り=赤点線=にブラシを置き、鼻方向に向かってぼかす=青矢印。※ぼかすのは目頭の延長線辺りまで=青点線。それより内に眉が入ると眉間が狭くなる。
★ポイント/眉頭はアイブロウパウダーをぼかすだけにすると、眉間をナチュラルに広げられる
2.濃いブラウンのアイブロウパウダーをブラシに取り、黒目の上部分=青丸=の眉になじませる。あとは普段どおりに眉尻をペンシルなどで整えたら完成。
★ポイント/眉間を広げるとのっぺりした印象になってしまいがち。黒目の上部分の眉に重ねて色のグラデーションをつけメリハリを出すことで、自然な立体感が演出できる。
「週刊ほ~むぷらざメーク」係
『週刊ほ〜むぷらざ』美makeup
第1812号 2022年4月28日掲載 毎月第4週に掲載