ビューティー
2020年10月22日更新
秋のマスクメークは血色感を|美makeup
[美makeup]執筆/平良芽依美(資生堂ジャパン(株)沖縄オフィス)
過ごしやすい気候になってきました。秋は、おしゃれをしたい気持ちが高まりますよね。ダークトーンの秋らしいファッションを楽しむ機会も増えてきます。一方で、長袖やハイネックなどで肌の見える面積が減り、さらに今年はマスクをすることで、全体的に重く暗い印象になりがちです。そこで今回は、マスク着用時でもおしゃれ&肌が明るく見えるメークをご紹介します。
眉と目元にほんのり赤みを
マスクをしていると顔の下半分を覆ってしまうので、チークやリップの色味が隠れてしまい、血色感の演出が難しくなりますよね。そうすると、顔色がくすみ暗くみえてしまいます。そこでポイントとなるのが、眉や目元にほんのり赤みを足して血色感を演出するテクニック。顔色がイキイキと明るく見え、暖かみのある印象になるのでオススメです。
秋のマスクメークのポイントを部位別にお伝えします。
〈眉〉
普段の眉メークの仕上げに、レッド系のアイブローパウダーを重ねて赤みをプラス。アイブローマスカラでもOK。ほんのり赤みを足すだけで、暖かみのあるフェミニンな印象に。
〈目元〉
レッド系のアイカラーやアイライナーを使用し、血色感を演出します。この秋おすすめなのが「少しくすんだ渋さのある赤」。一見難しそうですが、実は肌なじみがよく、肌色や年齢を問わず使いやすいカラーです。軽めに発色させるためにブラシを使って塗るとグッド。
〈口元〉
リップペンシルで唇全体を塗りつぶすようにベースを作ってから、リップを重ね塗りすることで、色落ちしにくくなります。ティッシュでツヤや油分を抑えることで、マスクへの二次付着を予防しましょう。
ヘアスタイルも大事
眉を前髪で覆い隠してしまうと、暗く寂しげな印象になりがちです。前髪は、眉が透けて見える厚さや、眉より短めの長さにするなど、軽やかで明るいイメージを出すと、よりマスクメークが映えますよ。また、髪色によっても肌映りが変わって見えます。レッドブラウンやオレンジブラウンなどの「暖色系カラーリング」は、肌の血色を良く見せてくれるので、おすすめです。
マスクで隠れてしまうから…とメークの楽しさを諦めずに、目元や眉・ヘアスタイルの工夫で、秋のおしゃれを楽しみましょう。血色感のあるイキイキとした秋メークで、肌だけでなく気持ちまで明るくなりますように。
秋のマスクメークにおすすめ
(1)レッド系アイカラーをアイホール全体に塗布します。下まぶたにもふんわり入れると、おしゃれ度アップ!
(2)ブラウンのアイカラーを、目の際に沿って細めに重ねます。
(3)レッド系のアイラインを目の際に入れます。
(4)まつ毛をしっかり上げてマスカラをつけます。レッド系と相性の良いブラウンのマスカラがおすすめ。秋冬は意外と蒸れやすいのでウォータープルーフのマスカラを選ぶとキレイが長続きします。
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『週刊ほ〜むぷらざ』美makeup
第1733号 2020年10月22日掲載 毎月第4週に掲載