金城真知子
2017年3月29日更新
ワーキングママの母親目標|金城真知子のコラム
沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。「沖縄で、暮らす・はぐくむ Vol.29」
3人きょうだいの末娘が1歳半を過ぎ、あんよ(歩き)がしっかりしてきた。
最近では私にちょっかいを出し、いたずらっ子な顔でこちらを見つめ、「追いかけて〜」と言わんばかりに小走りしてキャッキャと逃げ回る。きょうだいの中でも一番歩き始めるのが遅かったので心配もあったが、うれしい杞憂(きゆう)に終わった。
子どもたちの健康と順調な成長のおかげで、最近は仕事にも熱が入る。平日はラジオ番組の台本作成や収録、週末はウエディングの司会。この仕事が好きでたまらない私は、仕事モードに入るとのめり込んでしまう癖がある。
それも、フリーランスで活動しているため自宅が執筆室。スマホやパソコンに向かう日も多いので、「ママ〜、またパソコン?? だから聞いてってば!!」と言われる事も多々…。テレビやYouTubeに熱中している上の子2人に「はい! そろそろテレビ消して!! ちゃんとお母さんの話を聞きなさい」としかっている自分の姿を思い出しては、「あっちゃ〜」と反省の日々である。
そんな私でも「おかあさんとしての目標」がある。
あまりにもベーシック過ぎて、しっかり母業をなさっている女性には「こんなの当たり前でしょ!」って笑われてしまうかもしれないが、私にとっては日々の大切なこと。
○栄養のある食事を作る(野菜・お肉、見た目を楽しく)
○子どもたちの話を最後まで聞く(手を止めて、体と心も向ける)
○子どもの成長・失敗を横取りしない
○待つ。ひと息待つ。ちゃんと待つ
○本物に触れさせる
○おっくうがらず、一緒にやる♡
特に「あさがちゃ〜(セカセカしている)」な私にとって「待つ」というのは忍耐が必要で、つい「早く、早く」とせかしてしまったり、「こんな〜したらいいんだよ〜」とすぐに手助けをしてしまうので、「まずは待つ」は大きなテーマである。
ちなみに、「待つ」事ができた時はすごく私の心地がイイ。
子どものしぐさや表情が見えてきて、お互いの感情がイキイキと動きだす。子どもとのやりとりが楽しくなってきて、新しい成長が発見できるのもうれしい。
「本物に触れさせるために」
大人に限らず、子どもの周りも情報にあふれている。すぐに「知れる」からこそ「リアル」に体験してもらいたくって、小さな「お出かけ」を意識しているわが家。今年の冬は、末っ子が生まれてから「初」の飛行機! 久しぶりの家族旅行に出掛けた。今回赤ちゃんは両親にお願いして、2泊3日の大阪・神戸旅行だ。
新しくできた体験型の水族館に行くことと、放送局でお仕事&学び体験をするのが大きな目的だった。
旅行中、ラッキーな事に雪も降ってくれて、子どもたちは大はしゃぎ。小さな手で受け止めて雪の結晶を見つめる長男。大口を開けて一生懸命、食べてみようとする娘。電車やモノレールでの移動もとても新鮮で、ウキウキの子どもたち。公共でのマナーを伝えながら、とにかくあっという間の家族時間だった。
家族旅行を境に、「プチお出かけ」が一層楽しくなってきたわが家。市立図書館に出掛けたり、県総合運動公園で貸自転車に乗ったり、雨の日は赤ちゃんを見てもらって映画館に行ったり。それこそ、海のそばで焼きたてのパンをかじり、私のいきつけの美容室に連れて行ってみたり。。。
これまでは、子どもが学校に行っている間に済ませていた用事も、「お出掛けしよう〜」を合図に家族で一緒に行くことも増えてきた。
そうなると、ホントにお休みが楽しい! もちろん、子どもたちと一緒なので思うように前に進まないのも事実だが、それでもやっぱり、計画している時間も含めて「子どもとの今」はすごく貴重だ。
「そのうち一緒に行動してくれなくなるから、今のうちだよ!」
先輩ママの言葉を胸に、今年は家族で、沖縄中を駆け巡ってみようと思っている。
金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
沖縄で暮らす・はぐくむvol.29
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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。