「いろんな意味で夢のようだった」|本村ひろみのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2021年9月6日更新

「いろんな意味で夢のようだった」|本村ひろみのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.82」

果てしなく続く非日常ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?
気がつけば季節は私たちを置いてきぼりにして勝手に9月を迎えています。
えっ今年も残すところあと4カ月?!
体感では夏を感じるけど意識の中では季節が淡々と過ぎていく、そんな印象の2021夏でした。同じ状況でも去年は励まされた夜空の花火も今年は見られなかったので、来年の夏は今年のぶんまで花火があちこちの祭り会場でバンバン上がることに期待しています。




ほとんど外に出ることなく自宅で過ごしていた私にとって8月は“失われた時”だったんですが、そんななか遠くに住む友人たちから届く季節の便りが心に染みる月でもありました。宅配便の段ボールをあける瞬間、閉じ込められた箱の中から食べ物の香りがあたりに広がり、送り主の名前をみて顔が浮かんでは、離れていてもいつも思い出して旬の味覚を送ってくれることに心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。



大粒の葡萄(ブドウ)に真っ白いとうもろこし、香り豊かな栗。
朝は冷えた葡萄を頬張り、おやつに甘いとうもろこしを食べ、ラジオを聞きながら夕暮れ時は栗をゆで、栗ご飯を楽しむ。なんともぜいたくな食卓。
しみじみとかみ締めながら頂きました。




今年の夏、私が一番多く時間を過ごした場所はリビングでも自分の部屋でもなく、キッチンから続くベランダ。オレンジに染まるサンセットタイムを堪能し、音楽やラジオを聞きながら料理をしたり、ネコと夜風に吹かれながら月を眺めたり。時間があふれるほどあるので、読み切っていないプルーストの『失われた時を求めて』でも読んでみようかと本棚から取り出してはみたものの、紅茶とマドレーヌの気分じゃないな、と本棚に戻しました。読書には集中力が必要。なので、暑い日は眺めて楽しむ画集や写真集がピッタリでした。




いろんな意味で夢のように過ぎた夏の日々。
久しぶりに歩いた9月の街は季節の匂いも風もかわっていた。
秋の新色、深いグリーンのマスカラを買って帰る足取りは軽やかになって、浮かれた気分で楽しい未来を夢見ていました。



 

本村ひろみ

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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